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ニュースリリース

夏バテに関する47都道府県意識調査
8割が経験する夏バテ 夏本番前から不調が? 6割が身体を冷やすNG行動 正しい対処は「温とオフ」

今年も夏が近付いてきました。最近では、夏本番を迎える前から夏バテのような症状に悩む方が多いようです。この度、リンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)は、医学博士の久手堅司先生に監修いただき、全国47都道府県別の20~60代の男女計2,350名を対象に、夏バテに関する意識調査を実施しました。

熱と暮らし通信

主な調査結果
  • 夏バテの経験8割 1位群馬・宮崎は9割 夏前から4割がバテている? 早期化の原因は生活習慣
  • 自己流の夏バテ対処法 6割が身体を冷やすNG行動 自律神経の乱れには「温とオフ」
  • 暑さ対策の落とし穴 夏バテの原因はエアコンの使い方にも? エアコンの使い方総点検 6割が真夏日までおあずけ 岐阜は我慢強い?
  • 今夏の節電 東京エリアは神奈川・山梨が牽引? 夏バテ・節電の暑さ対策 定番は日傘、扇子・うちわ 埼玉はメンズ日傘で熱ストレス回避
  • 全く運動しない5割に朗報 夏バテ予防に期待 入浴による「暑熱順化」の獲得
  • 久手堅先生監修「夏バテチェックリスト」 夏バテ予備軍3割、最も多い地域は富山
  • 正しい夏バテの対処法「温とオフ」で自律神経を整える

ニュースリリースPDF版

夏バテ経験8割 1位群馬・宮崎は9割 夏前から4割がバテている? 早期化の原因は生活習慣

調査対象者に、夏バテの経験有無を聞きました。その結果、8割がこれまでに夏バテを感じたことがあると答え、地域別では「群馬・宮崎(90%)」が最も多く、反対に「沖縄(64%)」が少ないことが分かりました。また、4割が夏本番前の7月前半までに、夏バテを感じていました。

Q4. あなたはこれまでに夏バテを感じたことがありますか。(単一回答 N=2350)

  • 円グラフ
  • 地域別 夏バテ経験の割合(N=各50)

    1位 群馬・宮崎 90%
    3位 千葉 86%
    ・・・
    45位 埼玉・長崎 66%
    47位 沖縄 64%

Q5. 夏バテを感じたことがある方に伺います。一年の中でいつから夏バテを感じ始めることが多いですか。(単一回答 N=1828)

棒グラフ

久手堅先生コメント

夏バテとは、夏季の高温と多湿に対応できずに起こる不調の事です。夏の気候で身体に負荷がかかり、夏を過ぎる頃には疲れ果ててしまうのです。
7月前半までに4割が夏バテを感じているのは、梅雨の高温・多湿の影響によるものでしょう。夏バテの早期化は、近年の温暖化の進行に加え、生活習慣に起因する自律神経の乱れも原因と考えられます。特に、睡眠不足や運動不足、スマホやPC使用時間の増加、精神的ストレス、カフェインやアルコールの過剰摂取、胃腸の状態の悪さなどが自律神経を乱す要因となります。

久手堅先生監修 夏バテチェックリスト あなたの夏バテ危険度は?

夏バテしやすい生活習慣が確認できる「夏バテチェックリスト」を、気象病専門家の久手堅先生に作成していただきました。チェック数に応じてあなたの「夏バテ危険度」が判別できます。

  • 汗をかきにくい
    高温多湿の夏は体温が上がりやすくなります。汗をかくことにより気化熱で体温を下げるため、汗をかきにくいと体温調整がしにくいことが多いです。汗をかきにくいと体温が高くなりやすく、夏バテだけではなく、熱中症にもなりやすくなります。
  • 空調の効いた場所にいる時間が長い(寒暖差に対して慣れが少ない)
    空調が効いているということは、寒暖差の少ない環境で過ごす時間が長くなります。普段から外気に触れていれば、適度な気温の変化により交感神経と副交感神経のバランスをとる場面が増えます。長時間空調が効いた部屋で過ごしていると、自律神経は、急激な気温の変化に対応しづらくなります。寒暖差に対応がうまく出来なくなると、夏バテになりやすくなります。
  • 冷たい飲み物、食べ物をとることが多い
    暑い時期なので、冷たい飲み物や食べ物を口にすることが多くなりますよね。しかし、冷たいものをとりすぎると内臓が冷えてしまいます。内臓の冷えは、自律神経の乱れへとつながっていく場合が多いです。
  • 胃腸の不調がある(食欲の低下、胃痛、吐き気、腹部膨満感、吐き気、下痢や便秘気味)
    近年、脳腸相関が注目されています。脳の状態が腸に影響を及ぼし、腸の状態も脳に影響を及ぼしています。そのため、腸は第二の脳と言われています。精神的なストレスがかかる場面で、お腹が痛くなったりするのも、脳と腸が関係していることを示す一例です。また、胃も同じように脳と相関しているとされています(胃脳相関)。日頃から胃腸の不調を感じている方は、自律神経も乱れがちで不調が出やすくなります。夏バテにもなりやすいという事になります。
  • 睡眠が足りていない(寝つきが悪い、夜中に途中で起きてしまう、早朝に目が覚める)
    睡眠は、心身の回復に最も重要です。入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒がある場合は、睡眠が足りていない場合が多いです。睡眠が足りないということは、疲労回復が十分でないことを意味します。日本人は、睡眠不足というデータもあります。また、日本の夏は、高温多湿でより快適な睡眠をとりにくい環境にあります。
  • 朝起きた時に調子が何となく悪い
    朝起きた時に、良く眠れた、すっきりしたと感じるときには、前日までの疲労から回復しているという事です。起床時に不調を感じていると、その日一日、不調を引っ張ることになることが多いです。
  • 運動する習慣があまりない
    運動することで、基礎体力が向上し、自律神経のバランスも整えてくれます。適度な運動は睡眠の質も改善してくれます。
  • 生活リズムが不規則である
    私たち人間を含め、地球上の生物は地球の自転による24時間周期の昼夜変化に同調して、ほぼ一日の周期で体内環境を積極的に変化させる機能を持っています。概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれています。そのため、生活リズムも一定の場合が望ましいのです。朝、太陽光を浴びることで、体内時計のずれがリセットされます。夜寝るためにも、日光を浴びることは重要です。
  • 入浴はシャワーで済ますことが多い
    湯船につかることは、身体を温めるだけではなく、お湯の水圧で全身の血流が良くなる効果があります。筋肉のこりもほぐれます。精神的にも肉体的にも、リラックスする効果が期待できます。夏バテを感じる方は、しっかりと身体を温めましょう。10~15分程度入浴し、湯船に浸かりながらゆったりとした時間を過ごすのがポイントです。
チェック数 判定結果
6個以上 夏バテ予備軍: 今すぐに生活習慣を見直しましょう。体調が悪いときは無理をせず休むことも必要です。仕事や育児、介護に困ったら周りに助けを求めましょう。
3~5個 要経過観察: 夏バテになる可能性が高いです。食事や運動、入浴の方法など、できることから改善してみましょう。
2個以下 異常なし!: いまの生活習慣を続けるよう心がけましょう。

久手堅先生監修 夏バテチェックリスト 夏バテ予備軍3割、最も多い地域は富山

今回の調査対象者に、久手堅先生監修の「夏バテチェックリスト」を実施しました。その結果、危険度の高い「夏バテ予備軍」は3割、夏バテの対策が必要な「要経過観察」は5割でした。最もチェックが多い項目は「運動する習慣があまりない(66%)」、反対に少ない項目は「汗をかきにくい(23%)」でした。
「夏バテ予備軍」が多い地域は、富山(52%)、岡山(44%)、大阪・徳島(38%)でした。反対に少ない地域は、岩手・宮城(14%)、茨城・三重(18%)でした。

Q18. ご自身に当てはまる項目を選択してください。(単一回答 N=2350)

  • 夏バテ予備軍3割!

  • チェックの数 判定結果
    2個以下 異常なし!
    3~5個 要経過観察
    6個以上 夏バテ予備軍
  • 夏バテ予備軍 都道府県ランキング(N=各50)

    1位 富山 52%
    2位 岡山 44%
    3位 大阪・徳島 38%
    ・・・
    45位 茨城・三重 18%
    47位 岩手・宮城 14%

久手堅先生コメント

「運動する習慣があまりない」が多いのに、「汗をかきにくい」が少ないのは意外でした。さらさらとした良い汗がかけているのであれば良いことですね。チェックが多かった「冷たい食べ物、飲み物をとることが多い」、「睡眠が足りていない」は、夏バテにつながりやすいので特に注意が必要です。
調査の結果、「夏バテ予備軍」が少ないのは、太平洋側という事になりそうですね。調査の前から、不調が多いのは日本海側ではないかと予想していたので、日本海側にある富山がトップなのは納得です。太平洋側と比べて日本海側は、季節風の影響により冬の天候が崩れやすく、私の体感ですが気象病で悩む期間が長いと考えています。気象病の症状は、自律神経が乱れている方に出やすいことから、夏バテとの関連性もあるのではないでしょうか。
富山の回答者が、運動習慣がなく、胃腸の不調がトップクラスという事も、自律神経が乱れがちであり、夏バテになりやすい理由と考えられます。岡山と徳島の「夏バテ予備軍」が多いのも気になります。比較的温暖な地域なので、入浴をシャワーで済ますことが多く、冷たい物を取りやすいためだったりするのではと思っています。

久手堅先生監修 正しい夏バテの対処法と予防法 「温とオフ」で自律神経を整える 「暑熱順化」の獲得

今回の調査の結果、夏バテしやすい生活習慣の方が多くいることが分かりました。そこで「正しい夏バテの対処法と予防法」を気象病専門家の久手堅先生におまとめいただきました。

夏バテの対処法 「温とオフ」で自律神経を整える
冷たい食べ物を控え身体を温める(温)

夏バテの対処法として挙がった回答には、身体を冷やす行為が目立ちました。私たちは空調の効いた屋内と外の温度差によって、寒暖差疲労を起こしやすくなっています。現代の夏バテの症状を改善するには、急激な体温調整によって負荷のかかった自律神経の乱れを整えることが肝心です。温かい食べ物や入浴で身体を温め、冷たい飲み物や食べ物、カフェインやアルコールは摂り過ぎないようにしましょう。食欲の低下、胃痛、吐き気、腹部膨満感、吐き気、下痢や便秘気味などがあると、胃腸の状態が安定しません。発酵食品も腸内環境を良い状態にします。ヨーグルトやみそなどの発酵食品を、生活中で取り入れましょう。夏バテの症状で多い、だるさ・全身倦怠感には、内蔵・骨盤内のマッサージをおすすめします。また起床時は、体が脱水傾向にあるので、コップ1杯の水か白湯を飲むようにしましょう。胃腸の動きも整います。

ストレスを回避してリラックス 心も身体も休息(オフ)

心身の回復に休息は不可欠ですが、日本人は休み下手です。今回の調査でも、夏バテのために、ストレス回避やリラックス、仕事などを休むという回答は限られていました。夏の暑さだけに着目してしまいがちですが、自律神経の乱れが夏バテの症状を悪化させています。睡眠不足や、スマホ・PC使用時間の増加、精神的なストレスなど、自律神経を乱す要因は様々です。しっかりと休んで、これらの要因を排除しましょう。

夏バテの予防法 暑熱順化の獲得
運動習慣や入浴で暑熱順化を獲得

2021年に実施した寒暖差疲労の調査でも、今回と同じように半数は運動習慣がありませんでした。エアコンの中で過ごすことが多い現代は、夏の暑さに身体が慣れる「暑熱順化」が獲得しづらい環境にあります。身体に備わっている熱を逃す能力を機能させるためにも、運動によって発汗量や血流量を増加させましょう。ウォーキングであれば30分以上、ジョギングであれば15~20分程度を目安に、汗が出る程度の負荷が望ましいです。運動ができない場合は、入浴時に湯船に浸かることで「暑熱順化」を獲得し、夏バテや熱中症予防の効果が期待できます。入浴は、シャワーだけで済ませるのではなく、38~40℃の浴槽に首までしっかりと使って、10~15分程度。深部体温もあがり、血流も改善し、発汗効果あり、リラックス効果もあります。日頃から夏バテになりやすい方は、特におすすめです。

エアコンの上手な使い方

エアコンは快適な反面、「暑熱順化」を妨げてしまいます。エアコン以外の暑さ対策グッズも取り入れてみましょう。ただし、暑さで不調を感じたら我慢せずにエアコンを使用してください。特に夜間は、質の良い睡眠で身体を休ませるためにも、最低気温が25℃以上の熱帯夜にはエアコンを使うようにしましょう。エアコンの風は、身体から熱を奪いやすいので、直接当たらないようにするのがポイントです。設定温度を下げるのではなく、扇風機やサーキュレーターを併用して室内の空気を循環させれば、冷えすぎを防ぎ、節電効果も期待できます。どうしても避けられない職場や外出先のエアコンには、冷えに対応できるよう薄い上着を一枚持つようにすると良いですね。

監修者の紹介
せたがや内科・神経内科クリニック 院長 久手堅 司先生
医学博士。著書に「気象病ハンドブック」、監修本に「面白いほどわかる自律神経の新常識」「自律神経失調症外来」「頭痛外来」「肩こり・首こり外来」など複数の特殊外来を立ち上げ、中でも天候と不調の関係にフォーカスを当てた「気象病・天気病外来」「寒暖差疲労外来」は、テレビ・新聞・雑誌・ウェブなど各種メディアで話題を呼んでいる。

夏バテチェックリスト 地域別1位
チェック項目 地域 割合
汗をかきにくい 北海道 42%
空調の効いた場所にいる時間が長い 東京 74%
冷たい飲み物、食べ物をとることが多い 茨城・静岡 76%
胃腸の不調がある 富山 54%
睡眠が足りていない 滋賀 70%
朝起きた時に調子が何となく悪い 山口 66%
運動する習慣があまりない 富山 80%
生活リズムが不規則である 長崎 48%
入浴はシャワーで済ますことが多い 沖縄 94%
調査概要
調査名 熱と暮らし通信 夏バテに関する都道府県調査
調査時期 2023年5月26日~28日
調査方法 インターネット調査
対象者 出身地と居住地が同じ20代~60代男女、都道府県・性年代均等割付 計2,350名

熱と暮らし通信

調査結果を利用する際は「リンナイ調べ」と明記するか、こちらの画像を掲載してください。

圧倒的な泡の量で、自宅にいながら極上の入浴体験 マイクロバブルバスユニット

  • マイクロバブルバスユニットは、お湯に微細な気泡を発生させ、白濁の湯を楽しむことができる給湯システムです。マイクロバブルと、ウルトラファインバブルが生み出すダブルの効果で、まるで温泉に入っているようなリラクゼーションと温泉上がりのようなうるおいをもたらします。
入眠環境サポート
  • マイクロバブル入浴によって、さら湯と比べて、リラックス状態へより早く移行することが期待できます。
  • 心拍変動係数(CV値)の時系列変化の比較※1

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  1. ※1 【実験条件】2022年度 慶應義塾大学 満倉 靖恵 教授と(株)電通サイエンスジャム、リンナイ(株)の共同研究 測定:心拍測定器 学会発表:生体情報に基づくマイクロバブル入浴効果の評価(計測自動制御学会ライフエンジニアリング部門シンポジウム2022) 被験者:成人男女12名 心拍変動係数(CV値)は、副交感神経機能の指標と考えられており、自律神経機能の簡易評価に用いられます。

 

 

 

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ニュースリリースPDF
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本件についてのお問い合わせ先

リンナイ株式会社 広報部:052-361-8211(代表)

 

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。