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ガスコンロの安全機能向上を通したお客様の安全・安心への取り組み

省エネ給湯機器を通した地球温暖化防止への取り組み

不具合発生防止の徹底と災害に強い商品づくり

「品質こそ我らが命」を原点思想とする当社グループでは、高い品質を確保するモノづくりを通して、お客様に安全で安心な商品を提供しています。商品が生まれ、お客様が使用し、その役目を終えるまで、常に「安全・安心」であり続けるため、当社関係部門がそれぞれの事業活動における品質への取り組みを高め、商品のライフサイクルの全てのプロセスにおいて「不良」を出さない「ZD:ゼロディフェクト※1」をめざしています。

  1. ※1 ZD:ゼロディフェクト(Zero Defect):無欠陥、不良品ゼロ、無欠点

また、当社はCSR重要課題(マテリアリティ)の一つに「消費者安全と品質向上」を定めており、主な目標指標として「リコール社告にいたる不具合の発生件数0件」を掲げ、2018年度は0件となりました。
そして、リコール社告にいたる不具合の発生防止の徹底を進めると同時に、停電時にも使用可能な給湯器や、震度4以上の地震発生時に自動でガスを遮断し消火するガスコンロなど、災害時における商品の利便性や安全機能を高め、お客様の安全・安心の実現に向けた商品開発に取り組んでいます。

CSRマテリアリティ目標指標

リコール社告にいたる不具合の発生件数0件

2018年度結果 0件

Siセンサーコンロの普及を通した火災事故防止への取り組み

Siセンサーコンロの普及を通した火災事故防止への取り組み

家庭で起きる火災事故はキッチンのコンロからの出火が多く、中でも天ぷら油を使用している時に発生することが多いと言われています。火災は貴重な財産を失うばかりではなく最悪の場合は死亡事故にもつながります。
こうしたキッチン火災の防止のために、2008年からガスコンロの全口に安全センサーの装着が法令※2で義務付けられました。火災防止のため当社は国の基準である「調理油過熱防止装置」や「立消え安全装置」の安心技術(Safety)を持つとともに、調理をサポートする便利機能(Support)を搭載した、一歩進んだ賢い(intelligent)「Siセンサーコンロ」を通して火災事故防止に努めています。

  1. ※2「ガス事業法」および「液化石油ガスの保安の確保および取引の適正化に関する法律」において、家庭用ガスコンロは、政令指定(PSTGまたはPSLPGを表示)の規制対象となりました。これにより、2008年10月1日より全てのバーナーに「調理油過熱防止装置」と「立消え安全装置」を搭載することが義務付けられています。

Siセンサーコンロの普及に伴いガスコンロに起因する火災件数も年々減少傾向にあります。以前は国内で年間5,000件以上も発生していたガスコンロに起因する火災件数は、2017年には年間約2,600件にまで減少し、Siセンサーの普及率も約59%にまで増加しました。
Siセンサーコンロの誕生から10年以上が経過する中で、当社は国の基準で定められた機能に加え、焦げつき消火機能や高温自動温度調整機能など、独自の機能を開発・実装し、より安全で快適性の高い商品を提供しています。

  • ガスコンロに起因する火災件数推移およびSiセンサーコンロ普及率

    1. ※3 火災件数は総務省消防白書より
      Siセンサーコンロ普及率は一般社団法人日本ガス石油機器工業会出荷統計および住民基本台帳世帯数より当社作成
  • 調理油加熱防止装置(温度センサー)立消え安全装置

震度4以上の地震発生時に火を止める感震センサー、普及モデルへの展開

  • 当社製ガスコンロの一部機種にはSiセンサーによる安全機能以外に、機器本体が震度約4以上の揺れを感知すると自動消火を行う「揺れピタ」機能を搭載し、地震発生時における安全性の向上にも努めています。当社は近年多発する地震におけるガスコンロの安全性向上として、様々な課題を解決する中、2018年にビルトインガスコンロの普及モデルであるMytone(マイトーン)にも「揺れピタ」機能を搭載しました。
    当社の「揺れピタ」機能はこれまで、ガスコンロ内に感震停止装置を取り付け、装置内の鋼球が地震の揺れにより定位置から移動することで、自動消化を行っていました。しかしこの方式では商品価格上昇につながり、上位モデルにしか機能を持たせることができませんでした。
    ガスコンロの安全機能は中国や韓国などアジアを中心に海外へも広げています。韓国では2014年にガスコンロ全口に温度センサー設置を義務化。中国においても経済発展によって生活水準が向上する中で、ガスコンロに温度センサーがついたモデルの需要が高まり、2019年には全口に温度センサーがついたドロップインガスコンロを上海林内オリジナルモデルとして開発しました。
    当社はこれからも日本で育まれた安全機能を海外へ展開していくとともに、品質にこだわったモノづくりによる高い品質の商品を世界中のお客様へ届けていきます。
    そのため、普及モデルへ展開するに当り、従来の鋼球の動きによる物理的な地震の揺れ検知から、3軸加速度センサーを用いたデジタル処理による地震検知に方式を変更。ガスコンロ制御基板内に感震センサーを組み込み導入コストを抑えることで、普及モデルへの展開を可能にしました。

  • 震度4以上の地震発生時に火を止める感震センサー、普及モデルへの展開
    普及価格帯のガスビルトインコンロ「Mytone(マイトーン)」
    地震検知方法の変更
  • しかし、3軸加速度センサーを用いた地震検知の確立には様々な課題があり、特に調理時のフライパンなどからガスコンロへ伝わる振動を、地震の揺れと誤認し調理中に火を止めてしまう課題がありました。
    そのため日々の生活におけるガスコンロへの振動と地震の揺れを見分けるテストを繰り返し実施し、多くの時間を要しながらも加速度センサーによる地震検知を可能にするプログラミングの開発を実現しました。また加速度センサーを用いた地震検知により、これまでは検知が難しかった長周期振動の検知精度も向上させました。
    「揺れピタ」機能の展開において、設置環境が多様なテーブルコンロでは、地震検知精度の向上が求められ導入にはまだ課題は残りますが、今後も新たな技術を活かしながら「揺れピタ」機能の展開など、ガスコンロの安全機能の向上に努めていきます。

    • 地震検知プログラムが書き込まれたガスコンロ制御基板
      地震検知プログラムが書き込まれたガスコンロ制御基板
    • 地震の揺れを検知する3軸加速度センサー
      地震の揺れを検知する
      3軸加速度センサー

日本で育まれた安全機能と品質へのこだわりを海外へ展開

ガスコンロの安全機能は中国や韓国などアジアを中心に海外へも広げています。韓国では2014年にガスコンロ全口に温度センサー設置を義務化。中国においても経済発展によって生活水準が向上する中で、ガスコンロに温度センサーがついたモデルの需要が高まり、2019年には全口に温度センサーがついたドロップインガスコンロを上海林内オリジナルモデルとして開発しました。
当社はこれからも日本で育まれた安全機能を海外へ展開していくとともに、品質にこだわったモノづくりによる高い品質の商品を世界中のお客様へ届けていきます。

  • リンナイコリア開発による全口温度センサー付ドロップインガスコンロ
    リンナイコリア開発による全口温度センサー付ドロップインガスコンロ
  • 上海林内オリジナルモデルとなる全口温度センサー付ドロップインガスコンロ
    上海林内オリジナルモデルとなる全口温度センサー付ドロップインガスコンロ