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既存領域での取り組み Air Bubble Technology

当社開発本部では既存領域における新たな価値の創造として、ファインバブルと呼ばれる微細な泡を取り込んだ温水を提供する家庭向け給湯器を業界で初めて開発しました。ファインバブルとは泡の直径の違いでウルトラファインバブルやマイクロバブル等に分かれます。当社は給湯機器からファインバブルを発生させる技術を「Air Bubble Technology(エアバブルテクノロジー)」と定め、ファインバブル技術の深耕に取り組んでいます。

「Air Bubble Technology(エアバブルテクノロジー)」は、マイクロバブルバスユニットやウルトラファインバブル給湯器に使われています。毎日の入浴をよりリラックスできる時間に変え、家中の水回りの掃除を楽にします。「Air Bubble Technology」で、暮らしに新しい体験を提供しています。

Air Bubble Technology

ファインバブル(ウルトラファインバブル・マイクロバブル)の特徴

ウルトラファインバブルは泡が細かく、無色透明で白濁はしないものの、汚れを除去する特徴があります。一方、マイクロバブルは、泡の大きさはウルトラファインよりも大きく、目に見えて白濁するため、視覚的なリラックス効果を生むなどの特徴があります。それぞれのファインバブルの特徴を生かし、用途に応じて機器に応用しています。
ウルトラファインバブル マイクロバブル
泡の直径 数十nm~1μm未満(ウィルスや煙サイズ)
※1μm(=0.001mm)
1μm~100μm未満(スギ花粉や黄砂サイズ)
目視すると 見えない・透明
(白濁しない)
見える
(白濁する)
バブルの動き 水中に長期残存(数週間~数ヶ月)
微細運動
非常にゆっくり上昇(直径10μmで約3mm/分)
水中で消滅
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リンナイがファインバブル技術を応用した機器

機器名称 ウルトラファインバブル給湯器 マイクロバブルバスユニット
主な機器の外観
特徴

ウルトラファインバブル給湯器は、浴室や洗面所、キッチン、食洗機などお湯の配管がつながっている様々な所へ、ウルトラファインバブル入りのお湯を送り出すことができます。

マイクロバブルバスユニットは、お湯に微細な気泡を発生させ、白濁の湯を楽しむことができる給湯システムです。まるで温泉に入っているようなリラクゼーションと温泉上がりのようなうるおいをもたらします。

シーン

浴室、キッチン、洗面所などお湯の配管がある場所

お風呂の浴槽

発生方式

「ベンチュリー式」+「せん断式」

「加圧溶解式」

バブル発生の流れ

① お湯の水圧を変化させて、水中の空気を気泡化
② 流路内の障害物による気泡のせん断

① 浴槽からお湯を吸い上げる
② 加圧とタンク内の旋回流で空気を溶け込ませる
③ 循環金具から噴き出す際に圧力が下がり気泡化する

バブルの発生量

ウルトラファインバブルの発生量(1ccあたり)
・ガス給湯暖房用熱源機 2,260万個
・ガスふろ給湯器 2,260万個
・ガス給湯器 1,768万個

マイクロバブルの発生量(1ccあたり)
・ガスふろ給湯器 3万個

ウルトラファインバブルの発生量(1ccあたり)
・ガスふろ給湯器 1,772万個

提供する価値

ウルトラファインバブルを含んだお湯を使用すると、浴室やキッチン、洗面所などで気になる水まわりの汚れや水垢が付きにくくなります。さらに、掃除のしづらい排水管の汚れが付きにくくなり、日々の掃除負担が軽減されます。

(排水管における汚れの付き具合)

圧倒的な量の泡によって温泉のような極上の白濁の湯をつくり、リラクゼーション効果を生みます。また、緩やかに身体を温め、温浴効果が持続します。肌がしっとりするなど保湿に良いという感想もいただいています。

(リラクゼーション効果のイメージ)
主な効果

①水まわりの汚れを軽減
さら湯と比べて汚れの原因菌が洗い流されやすくなり、浴室の床やキッチンのシンクなどの汚れを軽減することが期待できます。

②水垢付着の軽減
さら湯と比べてミネラル成分の付着を軽減し、普段の掃除では落としづらい水垢を抑制することが期待できます。

③排水管汚れの軽減
さら湯と比べて汚れが洗い流されやすくなり、排水管を清潔に保つことが期待できます。

④肌の角層水分量を持続
ウルトラファイ ンバブルのお湯が、肌の角層水分量を持続させることを確認しました。肌のうるおいを保つことが期待できます。

①リラックス効果
通常の入浴においても、温浴効果により心理的な緊張をやわらげる効果があることが報告されています。良い睡眠につながる可能性も期待できます。

②うるおい効果
マイクロバブル入浴は、入浴後の体温低下がさら湯入浴よりも緩やかなため、肌表面の血流量が維持され、肌のうるおいが保たれると考えられています。

③温浴効果
気泡が体を包み込むため、お湯から体への熱の伝わりが緩やかになり、ゆっくりと体を温めます。入浴後は高くなった体温を徐々に放出するため、身体がぽかぽかした感じが持続します。

④洗浄効果
微細な気泡が皮膚の汚れに吸着し取り除きます。また毛穴に溜まった皮脂汚れにも気泡が吸着し、かき出すことで肌を清潔に保ちます。実証試験でもマイクロバブル入浴の方が通常の入浴より汚れの除去率が高いという結果が出ています。

⑤入眠環境サポート
マイクロバブル入浴によって、さら湯と比べて、リラックス状態へより早く移行することが期待できます。入浴後は、よりリラックスした状態で入眠前の時間を過ごせる可能性があります。

詳細

「ウルトラファインバブル給湯器」 公式サイト

https://rinnai.jp/ultrafinebubble/

「マイクロバブルバスユニット」 公式サイト

https://rinnai.jp/lp/microbubble/
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