業績ハイライト
2024年3月期
経営成績の概要
当期の業績は、売上高は4,301億86百万円(前期比1.2%増)、営業利益は393億62百万円(前期比5.0%減)、経常利益は460億71百万円(前期比3.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は266億67百万円(前期比2.2%増)となりました。
セグメント売上高の概要
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日本
流通在庫が下期に適正化し、期初から調整していた生産を第3四半期に例年水準に戻したことに加え、補助金の追い風を受けたハイブリッド給湯・暖房システム「ECO ONE」が伸長するなど重点商品の販売が順調に推移しました。しかし、上期のマイナス分を取り返すことが出来ず、日本の売上高は1,923億54百万円(前期比2.3%減)、営業利益は179億65百万円(前期比23.9%減)となりました。
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アメリカ
新築住宅着工に持ち直しの動きはあるものの金利の高止まりが継続し、消費マインドが低調に推移しましたが、為替換算影響によりアメリカの売上高は、578億円75百万円(前期比3.8%増)となりました。利益面においては、期初からの減産調整により固定費の負担が増し、大幅な営業赤字となりましたが、下期には在庫削減に伴う保管費用の減少や人件費の抑制などの経費削減効果により改善しました。この結果、上期の営業赤字を縮小し、営業損失は11億97百万円となりました。
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オーストラリア
住宅市況が弱含みで推移したことに加え、電化への市場変化が急激に進むなか、ヒートポンプ給湯器や電気タンク式給湯器などの電気商材の販売が引き続き好調となりました。その結果、オーストラリアの売上高は303億38百万円(前期比9.7%増)、営業利益は12億45百万円(前期比5.6%増)となりました。
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中国
依然として不動産市況は低調に推移していることに加え、消費マインドの低下が継続するなか、EC販売が好調に推移したことやECのプラットフォーマーが持つ実店舗によって販売地域が拡大したことで、売上高は718億86百万円(前期比8.7%増)、営業利益は121億46百万円(前期比14.9%増)となりました。
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韓国
期末にかけて、住宅着工件数に底打ちの動きが見られたものの激しい価格競争により主力のボイラー販売が低調に推移した結果、売上高は318億74百万円(前期比0.7%減)となりました。利益面においては、厳しい状況下で、固定費削減を徹底し営業利益は16百万円(前期比97.7%減)となりました。
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インドネシア
物価上昇に伴い個人消費が低迷し、販売は低調であったものの、販売価格の改定、原材料価格の低下、原価低減活動の結果、インドネシアの売上高は149億13百万円(前期比8.0%減)、営業利益は27億45百万円(前期比14.4%増)となりました。