1. ホーム
  2. CSR・社会・環境
  3. 汚染防止

汚染防止

化学物質の中には、適正な管理を怠った場合に環境汚染の原因となり、長期間にわたって蓄積されることで人の健康や生態系に悪影響を与えるおそれがあります。当社は、人や地球環境(大気・水域・土壌)への影響が懸念される化学物質の使用を最小化にすべく、製品ライフサイクル全体で各国規制やお客様先からの要求に応じた管理を行っています。

製品含有化学物質管理の推進

  • 原材料や製品に含有する化学物質をサプライチェーン全体で適切に把握・管理することが企業に求められています。当社は、グリーン調達基準にかかわる事項を定めた「グリーン調達基準書(E-調達基準書)」、調達資材に含まれる化学物質の規制事項を定めた「化学物質管理指針」に基づき、取引先様、当社グループ会社とともに製品含有化学物質情報の適切な管理に努めています。
  • グリーン調達基準書(E-調達基準書)
    グリーン調達基準書 表紙

工場における環境影響低減への取り組み

  • 環境への影響を最小化するため、生産工程では対象となる化学物質を使用する材料の見直し、加工設備の改善など、使用する有害化学物質の削減・廃止に向けた対策を実施しています。
    各製造拠点では、PRTR法の第一種指定化学物質を対象に、年間取扱量500kg以上の物質について「取扱量・排出量・移動量」の把握・管理を行っています。
  • 化学物質の排出・移動の流れ(PRTR法対象物質)
    化学物質の排出・移動の流れ(PRTR法対象物質)

環境に配慮したモノづくり

当社グループの製造拠点では、各工程における改善活動を通じて環境負荷の低減に努めています。

【事例】環境配慮型循環システムの構築(リンナイブラジルヒーティングテクノロジー)

切削中に発生する切くず・切粉を流し落とすために使われる洗浄液を、有害性の含まない生分解性のものに変更して安全・環境面に配慮しました。さらに、自動循環システムを取入れ洗浄液を再利用できるようにし、約30%の節水に貢献しています。

※廃棄しても微生物によって分解され自然界に循環される性質

緊急時対応訓練

  • 緊急時には、例外手続きやスピードが求められるため、各拠点において平時から緊急時に備えて対応を手順化しています。環境事故など、様々な緊急事態を想定した対応訓練を定期的に行い、より良い手順や体制となるよう見直しを図っています。
  • 緊急時対応訓練(柳澤製作所)
    緊急時対応訓練(柳澤製作所)

重点設備の定期点検

環境や安全への影響が懸念される設備を指定し重点的に点検を行っています。設備の個別点検、計測器の動作確認ならびに緊急シミュレーションなどを通して、重大事故発生の未然防止に努めています。