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資源循環

持続可能な社会に向けて、世代間公平の観点から、将来世代の資源欲求を充足できる範囲での資源消費が求められています。当社は、省資源に資する機器の開発を行うとともに、廃棄物の発生量削減とゼロエミッション※1(埋立廃棄物ゼロ)に継続して取り組んでいます。また、水を重要な資源と認識し、上水・地下水使用量の削減活動を行っています。

  1. ※1 当社のゼロエミッションの定義:製造拠点において再資源化率99.5%以上(埋立廃棄物0.5%未満)

事業所における廃棄物削減への取り組み

当社は、環境行動計画「7E戦略」において、2020年までに廃棄物排出量原単位※2を基準年比4%削減するという目標を設定しています。2018年度は、単年度目標2%削減に対し0.8%の削減となりました。新商品などの生産増に伴うスクラップ発生量の増加などによって単年度目標には届きませんでしたが、最終年の2020年度に向けて、製造工程に投入する原材料をムダなく使うことを大前提に、それでも発生する不要物をできるだけ再資源化していく取り組みを強化していきます。

  1. ※2 廃棄物排出量原単位:リンナイの定める単位基準あたりの廃棄物排出量

廃棄物を減らす主な取り組み

  • 製造系
    • 軽量化設計(材料使用量の削減)
    • プレス加工部品の有効利用率向上
      歩留まり向上)
    • 抜き落とし材の有効利用
    • 不良率削減への取り組み
    • 残存薬剤の回収率向上
    • 輸送資材のリターナブル化
    • 過剰梱包の廃止、他
  • 事務系
    • ペーパーレス化の推進
    • 使い捨て用品、消耗品類の使用縮小
    • コピー枚数・金額の見える化による従業員への意識啓発、他
    共通
    • 材料分別の精度向上
    • 優良産廃処理業者への委託、他

PCB廃棄物の管理

絶縁油などに使用されたPCBに対し、「ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の適正な処理に関する特別処理法」により、保管の強化と2027年3月末までに処理することが義務づけられており、早期処理を行うべく対応を進めています。処理が完了するまでは、保管中の万一の機器破損に備えた漏洩防止対策、紛失などを防止するための施錠や銘板管理などを行っています。

産業廃棄物の処理

処理委託業者との契約にあたっては、経営状況や現地確認などによる厳正な審査を行っています。また、廃棄物の適正処理の状況を確認するため、毎年処理委託先へ出向き、廃棄物の種類や処理方法・処理状況を管理するマニフェストの管理や廃棄物の処理状況などの現地確認と情報交換を行っています。2018年度は35拠点の巡回を行い、適正な管理が行われていることを確認しました。

省資源化設計への取り組み:グリルボックス最軽量設計への挑戦

コンロのグリル調理で利用する「グリルボックス」において、形状・材質から見直しを行い、部品点数の削減や、強度を維持したまま板厚を薄くするなどの最適化を追求することで、材料使用量を大幅に削減しました。また、グリルボックス組加工の効率化で、生産リードタイムの短縮にも寄与しています。

  • 主な取り組み
    • 構成部品の一体化(3部品→1部品)
    • 板厚の低減
    • 材質変更による塗装レス
  • 効果(年間)
    • 材料使用量 ▲185t(▲18%)
    • 塗装レスによる環境効果
      CO2排出量 ▲400tCO2e
      水使用量 ▲190m3
      シンナー使用量 ▲1,100ℓ
    • 生産リードタイムの短縮4.5日→1日
グリルボックス
グリルボックス

梱包への取り組み

リサイクル容易なダンボール材を使用した梱包を採用するとともに、梱包材の再使用を目的としたリターナブル梱包の採用拡大と、部材の有効利用による減量・減容化に努めています。

年度 賞名 タイトル
2003年 10月 電気・機器包装部門賞 ガラストップビルトインコンロの環境適合包装
2004年 10月 ロジスティクス賞 浴室暖房乾燥機の環境適合包装
2008年 10月 電気・機器包装部門賞 ガスファンヒーター用包装材のコンパクト輸送形態
2012年 10月 大型・重量物包装部門賞 ハイブリッド給湯・暖房システムECO ONEの環境対応型包装形
2014年 8月 大型・重量物包装部門賞 環境にやさしいガスふろ給湯器用リターナブル包装の改善
2016年 8月 適正梱包賞 重要物の付属品が同梱できる「部品箱一体型底トレイ」

事業所における水使用量削減への取り組み

当社は、環境行動計画「7E戦略」において、2020年までに水使用量原単位を基準年比4%削減するという目標を設定しています。2018年度は、単年度目標2%削減に対し1%の削減となりました。原単位では単年度目標にはわずかに届きませんでしたが、水使用量は基準年比98.1%と着実に下がっています。最終年の2020年度に向けて、年間計画に沿った改善を行い、効率的な水の利用を促すことで節水対策を強化していきます。

  1. ※ 水使用量原単位:リンナイの定める単位基準あたりの水使用量
  • 主な取り組み
    • 水使用設備における節水機能の活用
    • 循環水量を増やすための仕組み構築、及び活用
    • 節水に対する意識の向上(「出しっぱなし」の禁止など)
    • 雨水の利用など
  • 節水啓発ポスターの掲示(四国支店)
    節水啓発ポスターの掲示(四国支店)

水リスク状況の調査・把握

世界的な人口増、都市化、工業化の進展などによって水不足に陥ることが懸念されています。当社は、水に関するビジネスリスクに対応していくため、水リスク評価ツールを活用して国内・海外拠点における水リスク事業所の特定を行っています。地域のリスク状況に応じて、水使用量の削減による生産コストの削減を機会と捉え、水リスクの回避と、生産コストの削減に取り組んでいます。また、水不足による取引先様からの資材供給への影響を考慮し、取引先様にご賛同いただき環境活動をお願いする「グリーン調達基準書」に水資源に関する項目を設け、サプライチェーンでの水資源保全を推進し始めています。

排水の水質管理

排水処理場で処理された水が河川などの生態系へ影響を及ぼさないよう に、法律より厳しい自主基準値を設定し、排水管理を行っています。pH値について常時監視を行い排水しています。

水質監視装置
水質監視装置

リサイクルへの取り組み

ガス機器に使用されている材料は、重量比約80~90%以上がリサイクル可能な鉄や銅などで構成されています。使用し終えたガス機器のうち「設置工事を伴わない機器」は自治体ルートで、「設置工事を伴う機器」は工事業者経由で回収・処理がされています。
当社が加盟する日本ガス・石油機器工業会「環境リサイクル対応委員会」では、ガス・石油機器の使用済み製品の処理状況などの調査を定期的に実施しています。アンケート形式やリサイクルプラントでのリサイクル実証テスト、ならびに処理状況の確認・情報交換などの調査を行っており、ガス・石油機器の使用済み製品は適正に処理され、高水準なリサイクル率が維持されていることを確認しています。

家電リサイクルへの取り組み

廃棄物を減量するとともに資源の有効利用を推進するために、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)が2001年に施行されて以来、お客様から排出される使用済み商品の再商品化を行っています。当社はユニット形エアコンディショナーと衣類乾燥機の2品目が再商品化の対象となっています。

容器包装リサイクルへの取り組み

家庭から廃棄される商品の容器包装に対し、資源の有効活用を目的とする容器包装リサイクル法で、製造・利用事業者へのリサイクルが義務づけられています。当社は法律に基づき、指定法人へ委託し、容器包装のリサイクルを実施しています。