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ニュースリリース

全国47都道府県別「冷え・ヒートショック」に関する意識調査

2人に1人が悩む冬の冷え 滋賀県と熊本県は6割越え

入浴科学者 早坂先生監修 「冷え対策テスト」
最も多い間違いは「普段より長めに湯船につかる」 正しいお風呂は「40℃・10分・90分前」

光熱費高騰で進む暖房控え この冬はヒートショックに要注意!
早坂先生監修「ヒートショック予備軍テスト」 5割は寒い脱衣所・浴室でも我慢

今年も冬本番が近づいてきました。気温も下がり始め、冷えなどの悩みが気になる季節です。この度、健やかな暮らしを提案するリンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)は、医師の早坂信哉先生に監修いただき、全国47都道府県別に20~60代の男女計2,350名を対象とした「冷え・ヒートショック」に関する意識調査を実施しました。

【 主な調査結果 】
  • 冬の悩み1位は「冷え」 最も多い地域は滋賀県と熊本県
    1日の中で特に冷えを感じるのは「就寝前」と「起床時」
  • お手軽な冷え対策「入浴」、正しいお風呂の入り方は「40℃・10分・90分前」
    熱風呂県は鳥取県(41.2度)、長風呂県は栃木県(15.6分)
    良い睡眠に理想的 「就寝90分前入浴」はわずか1割
  • 早坂先生監修 「冷え対策テスト」 優等生は3割と少ない結果に
  • 自宅で冷えが気になる場所 1位「脱衣所・洗面室」
    7割が暖房の光熱費に悩む一方、お風呂控えは2割
  • ヒートショックの認知度は6割、認知度が高い地域は群馬県と長野県・最も低いのは高知県
  • 早坂先生監修 「ヒートショック予備軍テスト」「ヒートショック予備軍」は7割 最も多いのは宮城県
    危ない習慣は「湯船のふたをしてお風呂の湯を入れている」
【 調査概要 】

調査時期 : 2022年10月15日~10月17日

調査方法 : インターネット調査

調査対象 : 20~60代 男女 計2,350人

調査エリア: 全国47都道府県

調査結果の詳細は、ニュースリリースPDF版よりご確認ください。

ニュースリリースPDF版

※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、必ず【リンナイ調べ】とご明記ください。

早坂先生監修 「冷え対策テスト」
8問以上正解の「冷え対策優等生」 3割と少ない結果に
間違いやすいお風呂の入り方 「普段より長めに湯船につかる」

入浴や睡眠方法をチェックする全9問の簡易テスト「冷え対策テスト」を、早坂先生に作成いただきました。今回の調査の結果、3割が8問以上正解の「冷え対策優等生」と判定されました。
正答率が最も低い設問は「普段より長めに湯船につかる」(55%)、続いて「最初から全身浴で肩までつかる」(39%)「就寝の直前に入浴する」(34%)でした。反対に、正答率が最も高い設問は「電気毛布等を一晩中つけたまま眠る」(91%)でした。

Q12. 身体に良いとされる入浴方法や睡眠方法について、正しいと思うものは○、間違いだと思うものは×とお答えください。 (単一回答 N=2,350)

正解数の割合

8問以上正解の
「冷え対策優等生」は3割!

  1. 0問~4問:冷え対策の正しい知識をつけましょう!
  2. 5問~7問:より正しい対策を意識することで健康効果アップ!
  3. 8問以上:冷え対策優等生!

【早坂先生コメント】

普段より長めに湯船につかると、体温が上がりすぎる「浴室熱中症(のぼせ)」の危険があります。時々冷え対策として極端に長時間入浴をされる方がいますが注意しましょう。
最初から全身浴をすると急に水圧がかかり身体に負担となる場合はあります。一旦半身浴で一呼吸おいてからゆっくり全身浴に移るといいでしょう。
就寝の直前に入浴するのも、冷えの方がよくやる間違いの1つです。就寝直前に入浴すると体温が上がり、寝付くことができなくなるのです。入浴は就寝90分前を心掛けましょう。

「冷え対策テスト」に関して、早坂先生に解説いただきました。

早坂先生監修 
 冷え対策テスト
<解説>

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  1. 就寝の直前に入浴する
    身体は温まりすぎると眠れません。就寝の90分前に入浴すれば、ほどよく体温が下がりリラックスした状態で入眠できます。その結果、質の良い睡眠に。お風呂で上がった体温が下がってきたタイミングで眠りましょう。 
  2. シャワーだけで済ませず湯船に浸かる
    シャワーだけでは体温が上がらず、血流も改善しません。全身浴することで身体を温めることができます。入浴は身体を温める絶好の機会です。時間がないときは、手浴足浴だけでもするようにしましょう。 
  3. 入浴剤を入れる
    炭酸系の入浴剤であれば、末端の細い血管を広げ、血流の改善効果が高まります。より手足が温まるようにになるため、上手に取り入れましょう。 
  4. 普段より熱めの湯船につかる
    熱い湯は一旦は体温を上げても、湯船から出たらその効果が長く続かず、むしろ早く冷えてしまいます。おすすめの湯船の温度は40℃です。ぬるいと感じたら「おいだき」で一時的に温度を上げるのも手です。 
  5. 普段より長めに湯船につかる
    長めに浸かりすぎると、今度はのぼせ(熱中症)の危険があります。おすすめの時間は40℃なら10分程度です。長く入り続けても冷えには効果が期待できません。 
  6. 最初から全身浴で肩までつかる
    温かいお湯に突然首まで浸かると、心肺に負担をかけてしまいます。まずは半身浴からスタートするのが良いでしょう。 
  7. 入浴の最後に手足に冷たい水をかける
    せっかく温まった身体に水をかけてしまうと、血管が収縮し血流が悪くなります。冷えが悪化してしまう可能性もあるため、私はおすすめしません。 
  8. 睡眠時に靴下をはいて寝る
    冷えの方がよくやる間違いです。足先から放熱して体温を下げることで、良い眠りが得られるようになります。靴下をはくと足先からの放熱が妨げられるため、使うならレッグウォーマーが良いですね。 
  9. 電気毛布等を一晩中つけたまま眠る
    身体を一晩中暖め過ぎると体温が低下せず、眠れなくなる可能性があります。布団を温めたい場合は、自然にぬるくなる湯たんぽがおすすめです。 

【早坂先生コメント】

本来、ヒトは手足から体温が放散されて体温が下がることで、自然に入眠することができます。冷えの方は手足の血管が必要以上に収縮し血流が悪くなり、入眠に向けた熱の放散がうまくいかず、結果としてよく眠れないという悪循環に陥っています。
良い睡眠を得るポイントは、就寝前に一旦手足をしっかり温めて血管を拡張させ、その後に体温を自然に放散させてスムーズな体温低下を促すことです。就寝の90分前の入浴で全身や手足を温め血管を拡張させることで、その後の自然な体温低下を促し良い睡眠につなげることができます。つまり「温め」のタイミングがとても重要です。
睡眠時の靴下や電気毛布等で一晩中身体を温め続けると、体温の低下が起こらず、冷え対策に良かれと思ってやっていることが逆効果となってしまいます。

「冷え対策テスト」の結果、「優等生」は3割に留まりました。
このテストに関して入浴科学者の早坂先生に解説いただきました。

入浴科学者  早坂先生監修
正しい冷え対策

1. お風呂は最強の「冷え取りツール」!

冷え性の根本的な原因は手足の末梢の血流が悪くなることですので、身体を温めて血流を改善させることが直接的な対処方法です。温かいものを食べる、暖房器具を利用するなどさまざまな身体の温め方がありますが、最強の「冷え取りツール」はお風呂です。手足のすみずみまで温まる入浴は、手足の血管を拡張し血流を改善させることで冷えの症状も緩和するでしょう。日本の多くの家庭には浴槽が設置され、毎日でも入浴することができます。身近すぎる「お風呂」ですが冷え対策に改めて見直してみましょう。難しく考えず、まずは毎日お風呂に入ることから始めます。

2. 冷えには毎日40℃のお湯に全身浴で10~15分が基本

血流を良くするには、熱すぎない40℃のお風呂に肩まで全身浴で10~15分入ることが基本です。この基本的な入浴法で血流は改善し、体温を程よく上昇させます。40℃を超える熱いお風呂は入浴時に血圧の急上昇を引き起こすだけでなく、体温も急上昇させた後、すぐに体温がるため結果として温まりが長く続きません。また、長く入り過ぎると、のぼせ(熱中症)を引き起こすことから、長くても15分以内で、額に汗をかいたら湯船から出るようにしましょう。熱い湯につかっても、温かさが持続せず、入浴事故が増えるだけでなく光熱費もかかります。身体とお財布に優しい40℃入浴を心掛けましょう。

3. 冷えにはメリハリのある温めを

今回の調査でも判明したように、冷えの方は不眠の悩みも抱えています。これは偶然ではありません。冷えの方は手足の血管が必要以上に収縮してしまうため、手足の血流が悪くなり、就寝に向けて血流による手足からの熱の放散がうまくいかず、よく眠れない悪循環に陥っています。対策はメリハリのある温めが大切です。就寝前に入浴でしっかり身体を温め、その後に靴下などは履かず体温を自然に放散させてスムーズな体温低下を促すよう心掛けることです。シャワーだけの日は手浴足浴を行いましょう。

「ヒートショック予備軍テスト」の結果、「ヒートショック予備軍」は7割でした。
ヒートショックについて、5つの落とし穴を入浴科学者の早坂先生に解説いただきました。

入浴科学者  早坂先生監修
ヒートショックの
5つの落とし穴

1. 光熱費高騰がヒートショックを増加させる!?

昨今の光熱費高騰の影響もあり、暖房使用時の悩みとして「光熱費が高い」(68%)が最も多い回答でした。光熱費が上がると十分な暖房をしない人が増えてきて、寒さでヒートショックを引き起こす危険性が急増します。

2. 家じゅうがヒートショック多発地帯に

脱衣所洗面所、浴室の他、トイレ、廊下、寝室などありとあらゆる場所で冷えが気になるとの結果でした。入浴の時だけでなく、トイレに行くときなどちょっとしたときにもヒートショックの可能性があります。冷えが気になれば1枚羽織る、スリッパを履くなど、できることからヒートショック予防を行いましょう。

3. まずは室温を最低18℃を保つように

光熱費高騰で暖房を控え気味にすることが多いかもしれません。しかし、暖房のない部屋は暖かい地域でもかなり冷えています。WHO(世界保健機関)は健康のため、冬の室内温度として18℃以上を保つようと勧告しています。入浴前には脱衣所の暖房を、浴室のお湯張りは湯船のふたをしない、入浴前にシャワーを2~3分かけ流しをするなど、少しでも暖めるようにしましょう。

4. 入浴前の水分補給・かけ湯のルーティンも忘れずに

寒いとついつい湯船に早く飛び込みたくなりますが、手足の末端から身体の中心にかけてしっかりかけ湯をしましょう。血圧の急上昇を防いでくれます。入浴前のコップ1、2杯の水分補給も忘れずに。

5. お風呂は心にも身体にもお財布にも優しい40℃の適温で

お風呂の湯温は40℃に設定しましょう。血圧上昇も少なくヒートショック予防にもなります。また副交感神経を刺激してリラックスできます。お湯の温度を上げすぎないことは光熱費の節約にもなりますよ。

早坂 信哉 先生
東京都市大学人間科学部学部長・教授、医師、博士(医学)、温泉療法専門医。お風呂を医学的に研究している第一人者。「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!?TV」など多数のメディアに出演。主な著書は『おうち時間を快適に過ごす 入浴は究極の疲労回復術』(山と溪谷社)、『最高の入浴法』(大和書房)、『入浴検定 公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会)など。
参考情報
贅沢な入浴体験 マイクロバブル入浴

マイクロバブル入浴なら、微細な空気の泡が全身を包み込み、今までにない贅沢でワクワクする入浴体験を楽しめます。
お使いの給湯器がおいだき機能付きのリンナイ製給湯器なら、「マイクロバブルバスユニット」の取り付けで簡単にマイクロバブル入浴が楽しめます
給湯器に内蔵した一体型タイプもご用意しています。

※給湯器の年式や、住宅環境により対応できない場合があります。

マイクロバブルバスユニット

ヒートショック対策に有効な浴室暖房乾燥機

冷え込んだ浴室を温めることは、ヒートショック対策に有効です。温水式の浴室暖房乾燥機なら、約15分で浴室を快適な温度に暖めます。リンナイなら、浴室に加え脱衣所や洗面室も暖房できるタイプや、浴槽の湯はりと暖房を連動できるタイプ、ミストサウナが楽しめるタイプ、浴室のカビの成長を抑制するタイプなど、豊富なラインアップを揃えます。

温水式浴室暖房乾燥機

 

 

 

ニュースリリースPDF版は、以下よりご覧ください。

ニュースリリースPDF
(PDF/557KB)

本件についてのお問い合わせ先

リンナイ株式会社 広報部:052-361-8211(代表)

 

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。