ニュースリリース
「洗濯」に関する意識調査
梅雨時に最も負担を感じる家事は「洗濯」
洗濯に日光は不要? 部屋干しは狭い部屋で
生乾き臭を防ぐには、洗濯後5時間以内がカギ!?
梅雨時におさえておきたい
正しい洗濯方法をご紹介
洗濯ブラザーズ監修
「正しい洗濯チェックテスト」
「梅雨時の洗濯・乾燥 3つのポイント」
今年も梅雨の時期が近付いてきました。梅雨時には洗濯の悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。この度、健やかな暮らしを提案するリンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)では、洗濯の実態を探るべく、ご自身で洗濯をされる全国20~60代の男女計1,000名を対象に、「洗濯」に関する意識調査を実施しました。
【 主な調査結果 】
- 洗濯ブラザーズ監修「正しい洗濯チェックテスト」
正しい洗濯方法を理解している"洗濯優等生"は1割という結果に
特に間違いが多い項目は「⑧晴れた日は日光に当てて乾かす(正解は×)」 - 梅雨時の洗濯で最も多い悩みは「乾きづらい」 生乾き臭が気になる洗濯物は「厚手のタオル」
- 洗濯の悩み、夫婦で共有できている!? 20代・30代は良好 40代以降は夫婦間で認識に差
- 天候が崩れやすい梅雨時も天日干し派が多数 部屋干しの6割はリビング・ダイニング
- 雨の日の衣類乾燥は8時間以上が6割 生乾き臭を防ぐには5時間以内に乾燥
- 洗剤や柔軟剤を選ぶポイント 4割が消臭効果や殺菌・除菌効果を期待
- 生乾き臭の原因は洗い方にも問題あり 2割が洗濯槽に詰め込みすぎ
【 調査概要 】
調査時期 : 2022年4月30日~5月2日
調査方法 : インターネット調査
調査対象 : 20~60代 男女 ご自身で洗濯をされる方 計1,000人
調査エリア: 全国47都道府県
洗濯ブラザーズ監修「正しい洗濯チェックテスト」
正しい洗濯方法を理解している"洗濯優等生"は1割という結果に
洗濯方法を確認する簡易テストを、洗濯ブラザーズに作成していただきました。今回の調査の結果、全10問の「正しい洗濯チェックテスト」において、7点以上得点した"洗濯優等生"は全体の約1割に留まりました。特に間違いが多い項目は「⑧晴れた日は日光に当てて乾かす(正解は×) 」、続いて「①臭いが気になるので衣類をお湯につけておく(正解は○) 」でした。
Q1. あなたの洗濯方法について当てはまるものには○、当てはまらないものには×とお答えください。 (単一回答 N=1,000)
7問以上正解で"洗濯優等生"
該当者はわずか1割
【洗濯ブラザーズコメント】
「洗濯優等生は1割」という結果に驚きました。でも、洗濯は洗濯機にお任せで、洗濯の方法は習いませんから、当たり前の結果だと思います。正解率が一番低かったのは質問⑧ですね。僕たちには「洗濯日和」はありません。どんなにお天気が良くても、洗濯物は屋内で干します。その方が大切なお洋服が傷まず、干しすぎて洗濯物がバリバリになる過乾燥も防ぐことができます。
「正しい洗濯チェックテスト」に関して、洗濯ブラザーズに解説していただきました。
洗濯ブラザーズ監修
生乾き臭にもう悩まない!正しい洗濯チェックテスト<解説>
〇
×
- 臭いが気になるので衣類をお湯につけておく
[解説] モラクセラ菌などの雑菌は高温に弱いです。大きめの容器に40~50℃程度の熱いお湯を入れて粉末洗剤をとかし、洗濯する前に洗濯物を30分ほどつけ置くと有効です。ただし、沸騰状態に近い高温のお湯は衣類を傷めてしまうので注意してください。 - 洗浄力が弱そうなので粉末洗剤を使わない
[解説] 液体洗剤よりも粉末洗剤の方が、汚れを落とす成分が濃縮されていて、皮脂や汗汚れに強く、洗浄力が高いと言われています。液体洗剤で皮脂汚れを落としたい場合は、弱アルカリ性で、洗浄力の高いものを選ぶと良いでしょう。 - 汚れや臭いが気になるので洗剤を多めに入れる
[解説] 洗剤と柔軟剤を多く入れても、汚れや生乾き臭が減ることはありません。すすぎきれず、衣類に洗剤や柔軟剤が残ることで、かえって臭いの原因を増やすことになります。多くの方が洗剤や柔軟剤を使いすぎています。まずは減らすことから始め、洗剤や柔軟剤を入れるときは適量を守りましょう。 - タオルをやわらかくするため柔軟剤を多めに入れる
[解説] 柔軟剤をタオルに使うと、吸水性が損なわれてしまいます。柔軟剤は、髪の毛につけるトリートメントのような役割をしていて、柔軟剤に含まれる石油由来の油の膜をタオルにつけているので、風合いはよくなったとしても、吸水性が落ちてしまうのです。柔軟剤は洗濯物によって使い分けましょう。 - 皮脂汚れが気になるときは重曹を入れる
[解説] 皮脂汚れは「酸性」です。酸性の汚れには、「アルカリ性」のものを使って、汚れを中和させると落ちやすくなります。重曹は弱アルカリ性ですので、皮脂汚れに活用するのがよいでしょう。クエン酸は酸性ですので、皮脂汚れには適しません。 - 洗濯物は洗濯槽の6割ぐらいの量で洗濯する
[解説] 洗濯槽に衣類を詰め込み過ぎるのはNGです。洗濯物が多過ぎると、洗濯機も本来の性能を発揮することができません。洗濯物の量は縦型の洗濯機の場合、洗濯槽の6~7割程度にしておきましょう。ドラム式の場合は、洗濯機の窓の半分より下の量にしてください。たっぷりの水で洗うのがポイントです。 - シワを防ぎたいときは脱水時間を短くする
[解説] 脱水時間が長ければ長いほど、衣類はシワシワになります。そのため、シワを防ぎたいときは洗濯の最後の脱水の時間を1分にしましょう。水がボタボタ落ちない程度です。水分の重みで、干している間に自然とシワが伸びてくれますよ。アイロンがけの手間も省けますし、アイロンの熱で衣類が傷むことも防げます。 - 晴れた日は日光に当てて乾かす
[解説] 日光にあてて衣類を干すと、紫外線によって色落ちが起こってしまいます。特に色の濃いものは日光に弱く、色あせてしまうので注意が必要です。晴れた日でも部屋干しする方が理想的です。季節によっては、花粉やPM2.5、黄砂などの有害物質から衣類を守ることにもなります。 - 部屋干しするときは浴室や脱衣所など狭い部屋を選ぶ
[解説] 広い部屋のほうが早く乾きそうな気がしますが、狭い部屋のほうが部屋干しに適しています。なぜなら狭い部屋のほうが、効率的に湿度を下げることができるから。部屋が広いと、湿度を下げるのが狭い部屋よりも大変になりますよね。 - 脱水してから5時間以内に乾かしきる
[解説] 生乾き臭を発生させないために最も重要なのは、「洗濯が終わってから乾くまでの時間」です。モラクセラ菌は5時間経った頃から爆発的に増殖するとされているため、5時間以内に乾かすことができれば生乾き臭をある程度抑えることができます。早いほど良いため、私たちは3時間以内に乾かすようにしています。
【洗濯ブラザーズコメント】
間違った洗濯方法では満足のいく仕上がりにはなりません。
ここで紹介したノウハウは、僕たちプロのクリーニング店が実践していることばかりです。ちょっとの工夫で洗濯の悩みを解決できます。ぜひ正しい洗濯方法を知って、ご自宅でも実践してみてください。
梅雨時に最も負担を感じる家事は「洗濯」 悩みは「乾きづらい」
乾きづらく生乾き臭が気になる洗濯物は「厚手のタオル」
梅雨時に負担を感じる家事を聞きました。その結果、半数以上が「洗濯」、続いて1割が「買物」「掃除」と回答しました。また、洗濯の悩みとして最も多いのが5割の「乾きづらい・乾かしづらい」、続いて3割の「生乾き臭」でした。
-
Q2. 梅雨時に特に負担を感じる家事を一つ選んでください。 (単一回答 N=1,000)
-
Q3. 洗濯に関して、梅雨時に特に感じていた悩みを一つ選んでください。 (単一回答 N=1,000)
悩みの原因となっている洗濯物について聞きました。乾きづらい洗濯物として半数以上が「厚手のタオル」、「トレーナー・パーカー」、「デニム・ジーンズ」と回答しました。生乾き臭が気になる洗濯物には半数以上が「厚手のタオル」と回答しました。
Q4. あなたが乾きづらい・乾かしづらいと感じている洗濯物、 また、生乾き臭などの臭いが気になる洗濯物を全て選んでください。 (複数回答 N=1,000)
-
乾きづらい・乾かしづらい洗濯物
-
生乾き臭が気になる洗濯物
【洗濯ブラザーズコメント】
梅雨時にいちばん負担を感じる家事が「洗濯」というのは、残念です。でも、洗濯に関する悩みの約8割を占める「乾きづらい・乾かしづらい」「生乾き臭」は、ちょっとした工夫で解決することができますよ。これらのお悩みを解決して、ぜひ快適に梅雨を過ごすお手伝いを僕たちがしたいと思います!
梅雨時に洗濯のストレスを抱える人も少なくないかもしれません。実際に、本調査でも洗濯が乾きづらいことや生乾き臭に悩むことが多いことが分かりました。そんな梅雨時の洗濯を気持ちよく行うため、洗濯ブラザーズに「梅雨時の洗濯・乾燥 3つのポイント」を教えてもらいました。
洗濯ブラザーズに聞く
梅雨時の洗濯・乾燥 3つのポイント
1. たっぷりの水で洗う
梅雨時に多い「生乾き臭」の悩みを解決するためにも、たっぷりの水で汚れを洗い落とすことが必要です。洗濯槽いっぱいまで洗濯物を入れるとしっかり洗えません。洗濯物の量は、縦型の洗濯機の場合は洗濯槽の6割、ドラム式の場合は窓の半分以下の量がおすすめです。洗濯機は節水モードに設定されていることが多いので、運転メニュー(コース)を手動で設定しましょう。縦型洗濯機なら、洗い8~10分→水量多めですすぎ2回→最後の脱水3~5分、ドラム式洗濯機なら、洗い20分→注水すすぎ2回→最後の脱水3分を基本にします。
2. 乾燥の決め手は「①湿度」「②温度」「③風」
梅雨時の一番の悩みは「乾きづらい」でしたね。これを解消するためにも「①湿度」「②温度」「③風」を管理しましょう。「①湿度」は40%以下が理想です。除湿器や浴室乾燥機などを活用してください。 「②温度」は人が快適に感じるくらいが洗濯物にもベストです。効率的に湿度や温度を調整するためにも、狭い部屋に干しましょう。そして最後は「③風」です。洗濯物全体に風が当たるようにしましょう。
3. 5時間以内に乾燥
せっかく家電を使っても、多くの方が5時間以上かけて乾燥させていることが分かりました。臭いの原因となるモラクセラ菌は水分を好むため、できるだけ早く乾かしましょう。生地が重なると乾きづらいので、干し方を工夫して「③風」が通るようになれば今よりも早く乾かせられますよ。洗濯物は裏返して洗うことをおすすめしますが、干すときもそのままにします。ピンチハンガーなどを使って生地が重ならないようにしましょう。洗濯物は上のほうから乾いていきますので、扇風機やサーキュレーターで下から上に向かって風をあてましょう。

- 洗濯ブラザーズ
- 茂木貴史、茂木康之、今井良の3人で結成し、毎日の洗濯を楽しくハッピーにするための活動をするプロ集団。
横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行う。また、オリジナルのナチュラル洗剤を開発し、好評を博している。
毎日の洗濯が、「嫌いな家事」から「好きな家事」になるように、洗濯の楽しさを伝える活動を実施。メディア出演が急増中。著書に8万部突破のベストセラー『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム刊)。
参考情報
一度使うと手放せない ガス衣類乾燥機 乾太くん
生乾き臭の原因である「モラクセラ菌」
80℃以上の温風で乾燥する乾太くんなら、外干しや日光消毒でも除去できないニオイを取り除きます※1。
乾燥方法別のタオルの比較
大容量のドラムで、ガスならではの強い温風をたっぷり送り込みながら乾燥させるので、繊維が根元から立ち上がり快適に仕上がります※2
- ※1 ■試験機関:愛知学院大学薬学部 ■試験対象:モラクセラ・オスロエンシス ■試験方法:菌付着布の生菌数測定。緩衝液中で菌を洗い出し、寒天平板にて培養。
- ※2 ■タオルサイズ:約60cm×130cm ■横に広げたバスタオルを縦に四つ折りし、さらに横に三つ折りにしたものを使用。 ■試験結果(高さ):天日干し/23.2cm 洗濯乾燥機/26.2cm 乾太くん/29.5cm ■合計3kg相当の洗濯物で乾燥した場合。リンナイ(株)調べ ■ご使用の環境や機器により、結果に誤差が生じる場合があります。
- ※3 ■ガス衣類乾燥機(乾太くん):リンナイ、電気ヒーター式乾燥 試験実施:リンナイ(株) ■条件:実用衣類8kg(綿50%、化繊50%)/脱水度70% RDT-80・標準コースで算出。ガス種:LPGの場合で約80分。実用衣類5kg(綿50%、化繊50%)/脱水度70% RDT-54S-SV・標準コースで算出。ガス種:LPGの場合で約52分。
お風呂場でも衣類乾燥 浴室暖房乾燥機
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本件についてのお問い合わせ先
リンナイ株式会社 広報部:052-361-8211(代表)
(注)ニュースリリースに記載されている内容は、発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。