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ニュースリリース

全国47都道府県別に入浴習慣についての調査を実施

冬の悩みは「冷え」 "コロナ禍の正しい入浴法"とは!?
自宅で冷えを感じる場所は「脱衣所・洗面室」がトップ
手洗いでヒートショックが起こる危険も
「ヒートショック予備軍」は6割 最も多いのは「大分県」

早坂先生監修「コロナ禍における入浴知識チェックテスト」「ヒートショック予備軍チェックテスト」
コロナ禍の正しい入浴法と、ヒートショックの5つの落とし穴を解説

今年も冬本番が近づいてきました。気温も低くなり冷えが気になる季節です。この度、健やかな暮らしを提案するリンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)は、入浴に関する意識を探るべく、入浴科学者・早坂信哉先生に監修いただき、全国47都道府県の20~60代の就業者男女計2,350名を対象に調査を実施しました。

【 主な調査結果 】
  • 自宅で冷えを感じる場所 「脱衣所・洗面室」、「浴室」、「トイレ」
  • コロナ禍で6割がストレス増 トップは「兵庫県」
  • 早坂先生監修 「コロナ禍における入浴知識チェックテスト」
    「入浴優等生」は2割と少ない結果に 不正解者多数
    デトックスなら半身浴よりも全身浴、リモートワーク途中の入浴はおすすめできない?
  • 早坂先生監修 「ヒートショック予備軍チェックテスト」
    「ヒートショック予備軍」は6割、最も多いのは「大分県」
    41℃以上の熱風呂はヒートショックの危険性あり、20分以上の長風呂は健康効果が期待できない?
  • 良い睡眠に理想的 「就寝90分前入浴」はわずか1割
  • リモートワークは長時間勤務の温床に? 4割がお風呂の後も仕事を続ける
  • エアコン暖房が7割 お風呂場を温めるのは3割 危険な居間とお風呂場の温度差
【 調査概要 】

調査時期 : 2021年10月30日~10月31日

調査方法 : インターネット調査

調査対象 : 20~60代 就業者 男女 計2,350人 (各都道府県50人ずつ)

調査エリア: 全国47都道府県

調査結果の詳細は、ニュースリリースPDF版よりご確認ください。

ニュースリリースPDF版

※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、必ず【リンナイ調べ】とご明記ください。

早坂先生監修 「コロナ禍における入浴知識チェックテスト」
8問以上正解の「入浴優等生」は2割と少ない結果に
正答率が最も低いのは「半身浴の方がデトックス効果が高い」

入浴科学者 早坂先生に「正しい入浴法」の理解度を確かめる簡易テストを作成いただきました。
この機会に正しい入浴法を理解しているかチェックしてみましょう。

コロナ禍における入浴知識チェックテスト
早坂先生監修

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  1. 入浴前ではなく入浴後に水分補給した方が良い
    [解説] 脱水症状を起こさないように入浴前と後にそれぞれコップ1杯以上水やお茶、むぎ茶、牛乳などの水分をとる方が良いでしょう。 
  2. 41℃以上の熱いお湯に浸かった方が身体が温まる
    [解説] 40℃までのぬるい湯の方が長時間体が温まります。 
  3. 半身浴の方がデトックス効果が高い
    [解説] 全身浴の方が発汗量が多く、体もより温まりやすいです。また、スキンケアのためやデトックス効果を期待してお風呂で汗だくになる必要はなく、ぬるめのお風呂に全身浴で短く入った方が高い効果が期待できます。 
  4. 風呂あがりに靴下をはいて布団に入ると良く眠れる
    [解説] 手足から熱が放散されないと眠れないので靴下はNG。布団に入ったら靴下は脱ぎましょう。 
  5. 寝る直前に入浴すると睡眠の質が上がる
    [解説] 就寝の90分前に入浴することで程よく体温が下がりリラックスした状態で入眠でき、質の良い睡眠がとれます。一旦お風呂で上がった体温が下がってきたタイミングで寝るのが良い睡眠のコツです。 
  6. 湯船に長く浸かるよりも10分程度にとどめた方が良い
    [解説] 長すぎると浴室熱中症のリスクが高くなるため、40℃なら10-15分程度がベストです。 
  7. 入浴中の照明を暗くするとリラックスできる
    [解説] 電気を消して入浴すると眼精疲労回復の効果が期待できます。また浴槽に浸かって歌うことで深呼吸になり湯気を吸いこみ気道を整え、呼吸筋の筋トレになります。 
  8. 朝風呂も良いが就寝前にも入浴した方が良い
    [解説] それぞれ入浴で得られる効果が異なるため、朝風呂派の場合は朝夜の2回入る方が良いでしょう。朝は熱いお風呂に短時間(5分程度)入ることで目覚めが良くなり、夜はぬるま湯に10分程度入ることでぐっすり眠れます。 
  9. 飲酒後できるだけ早く入浴するとアルコールが抜けて良い
    [解説] コロナ禍前であれば、外出先で飲酒しても帰宅までの移動時間中にアルコールの分解が進みます。宅飲み後すぐに入浴した場合、血圧がさらに下がることで脳に十分な血液を送ることができなくなり、意識を失ってしまう危険性があるため、アルコールが分解するのを待ってから入浴する方が良いです。 
  10. リモートワークや残業中の気分転換に入浴すると良い
    [解説] お風呂に入ることで副交感神経にスイッチが入ります。せっかくリラックスしたのにそのまま仕事を続けてしまうと、自律神経のバランスが崩れてしまいます。お風呂をきっかけに仕事を切り上げるようにしましょう。 

今回の調査の結果、約2割が8問以上正解の「入浴優等生」と判定されました。
正答率が最も低い設問は「半身浴の方がデトックス効果が高い」、続いて「リモートワークや残業中の気分転換に入浴するとよい」「入浴前ではなく入浴後に水分補給した方が良い」でした。反対に、正答率が最も高い設問は「飲酒後できるだけ早く入浴するとアルコールが抜けて良い」でした。

Q5. 以下の項目の中から、正しいと思うものを全てお選びください。 (単一回答 N=2,350)

回答者の正解数の割合

8問以上正解の「入浴優等生」は約2割!

「コロナ禍における入浴知識チェックテスト」の結果、「入浴優等生」は約2割に留まりました。コロナ禍における正しい入浴法を入浴科学者の早坂先生に解説いただきました。

入浴科学者 早坂先生監修
コロナ禍における正しい入浴法

1. コロナ禍では「就寝90分前入浴」でよい睡眠をとるのが大切!

普段から良い睡眠を取ることは健康維持にとても大切ですが、コロナ禍では特に重要です。良い睡眠は免疫力を高めてくれます。睡眠不足や疲労が蓄積すると免疫力が下がってきますが、40℃程度のぬるめの湯に就寝90分前の入浴で、質の良い睡眠が取れ、疲労も回復します。また、入浴は、血流を改善しますが、血流が良くなることで免疫細胞が体内を効率よく循環するようになり、免疫機能が向上すると考えられます。さらに、体温上昇そのもので免疫細胞が活性化されます。これらのことから適切な入浴が免疫力を上げると期待されます。

2. 毎日40℃のお湯に全身浴で10~15分が基本

血流を良くするには、熱すぎない40℃のお風呂に肩まで全身浴で10~15分入ることが基本です。この基本的な入浴法で血流は改善し、体温を程よく上昇させます。40℃を超える熱いお風呂は入浴時に血圧の急上昇を引き起こすだけでなく、体温も急上昇させた後、すぐに体温が下がりますので結果として温まりが長く続きません。また、長く入り過ぎますと、のぼせ(熱中症)を引き起こしますので、長くても15分以内で、額に汗をかいたら湯船から出るのが良いタイミングです。毎日入ることで良い睡眠にもつながり疲労も回復します。

3. ぬる湯でリラックス

コロナ禍もあって、日中は日常生活や仕事などで例年より強くストレスを感じ、交感神経が強く働いています。交感神経が強く働きすぎると免疫力が低下しますので、お風呂でリラックスして副交感神経の働きを強めることが大切です。湯船では40℃以下のぬるめの湯が理想です。併せて湯に浸かり目を閉じて腹式呼吸で鼻から3秒息を吸い、すぼめた口から5秒かけて息を吐きだす"マインドフロネス"瞑想で、もっとストレス解消が期待できます。

早坂先生監修 「ヒートショック予備軍チェックテスト」
5問以上にチェックがついた「ヒートショック予備軍」は6割
ヒートショック予備軍が最も多いのは「大分県」、続いて「宮崎県」「千葉県」

ヒートショックは、急激な温度変化が体に及ぼす影響のことで、思わぬ事故を引き起こします。
早坂先生監修の「ヒートショック予備軍チェックテスト」で日ごろの習慣をチェックしてみましょう。

ヒートショック予備軍チェックテスト
早坂先生監修

  • □ 1. 20分以上湯船に浸かり長風呂を楽しむことがある
    休憩せずに長いこと浸かってしまうと脱水症状や熱中症、心筋梗塞のリスクが高まります。
  • □ 2. 寒さを我慢して換気することがある
    たまに大きく窓を開けることは、冷たい外気が入りヒートショックの原因にもなります。常時小さく窓を開けるか、廊下や人がいない部屋を換気し、温まった空気を取り込む二段階換気がおすすめです。
    ※二段階換気とは、廊下や人がいない部屋を換気し、温まった空気を居室に取り込むことで居室の温度変化を抑える換気方法です。
  • □ 3. 自宅の脱衣所や浴室に暖房設備がない
    寒い脱衣室でもヒートショックが起こります。暖房で20度以上にしましょう。
  • □ 4. 一番風呂に入ることが多い
    1番風呂は浴室が温まっていないことが多いです。
  • □ 5. 41度以上の熱い風呂が大好き
    熱い湯に入ると血圧があがります。できれば血圧の上がらない40度以下が良いでしょう。
  • □ 6. 宅飲み時など飲酒後すぐに入浴することがある
    異常な血圧低下や転倒の危険があります。
  • □ 7. 入浴前にかけ湯をしない
    かけ湯は血圧上昇を防ぎます。手足の末端からたっぷりかけ湯をしましょう。
  • □ 8. 入浴前に水分をとらない
    脱水は血液の粘り気を増し、血の塊(血栓)ができやすくなり、​ヒートショックよって起こる​心筋梗塞など​を、よりひき起こしやすくします​。
  • □ 9. 冷たい水でよく手を洗う
    冬の冷たい水での手洗いもヒートショックの原因に!可能な限りお湯で手を洗いましょう。
  • □ 10. 裸足で廊下や室内を歩いている
    二段階換気が推奨されている今、廊下や室内の床が冷たくなります。裸足で直接冷たい床の上を歩くとヒートショックになります。
  • □ 11. 浴槽の湯が冷めないようにフタをしている
    湯舟のふたを外して湯を張ったほうが、浴室内の温度があがりヒートショックの予防になるほか、浴室内に湯気がたちこめ、気道の調子を整え、感染症予防につながります。
  • □ 12. ステイホームやリモートワークで外出しなくなった
    ずっと家にこもり外出しないと運動量が極端に減って急速に身体が衰弱し、動脈硬化も進みます。動脈硬化が進むとヒートショックも起こしやすくなりますので、人込みを避けた適度な運動は必要です。

5個以上のチェックでヒートショック予備軍の可能性あり!
当てはまる項目が多いほど、ヒートショックを起こす可能性が高いと考えられます。
1つでも当てはまる方は対策を始めましょう。

今回の調査の結果、5問以上にチェックがついた「ヒートショック予備軍」は約6割と判定されました。
当てはまる方が最も多い設問は「浴槽の湯が冷めないようにフタをしている」、続いて「自宅の脱衣所や浴室に暖房設備がない」「冷たい水でよく手を洗う」でした。反対に、最も当てはまる方が少ない設問は「宅飲み時など飲酒後すぐに入浴することがある」でした。

Q6. 以下の項目の中から、あなたに当てはまるものを全てお選びください。 (単一回答 N=2,350)

回答者のチェック数の割合

5問以上にチェックがついた「ヒートショック予備軍」は約6割!

都道府県別 「ヒートショック予備軍」の割合
(N=各県50)

順位 都道府県 割合
1位 大分県 70%
2位 宮崎県 68%
3位 千葉県 66%
4位 石川県 64%
京都府
大阪府
鳥取県
愛媛県
熊本県
・・・ ・・・ ・・・
39位 岩手県 50%
山梨県
岐阜県
静岡県
香川県
島根県
45位 長野県 48%
青森県
47位 和歌山県 44%

「ヒートショック予備軍チェックテスト」の結果、「ヒートショック予備軍」は約6割でした。コロナ禍のヒートショックについて、5つの落とし穴を入浴科学者の早坂先生に解説いただきました。

入浴科学者 早坂先生監修
コロナ禍 ヒートショックの5つの落とし穴

1. マスク使用のため、口の渇きが感じにくく水分補給が後回しに!

マスクをすることで口やのどの渇きが感じにくくなり、水分補給が少なくなりがちになり、脱水傾向にあります。脱水のまま入浴すると血液がドロドロになりヒートショックを起こしやすくなります。特に入浴前は喉が渇いていなくても意識してコップ1~2杯の水分補給をするようにしましょう。

2. 室内換気によって、家の中がヒートショック多発地帯に

コロナ対策で換気が推奨されていますが、換気で外の冷気が屋内に入り、脱衣所だけでなく、廊下やトイレでもヒートショックを起こしやすい環境になっています。家の中でも廊下やトイレに行くときはスリッパをはき、1枚羽織るようにしましょう。

3. 宅飲み後の入浴は危険です

コロナで飲食店での飲酒が減り、自宅での飲酒(宅飲み)が増えてきています。宅飲みは自宅のため、飲酒後すぐに入浴する人も出てきます。飲酒すると血圧が下がりすぎてヒートショックを起こしやすくなります。入浴はしっかり酔いがさめてから、または飲酒後はシャワーだけにしましょう。

4. 手洗いでヒートショックが起こる危険も

コロナ禍で手洗いをする機会がとても増えました。水道で手洗いもコロナ感染予防にはなりますが、水道からの冷たい水で手を洗うとヒートショックが起こる可能性があります。水道で手を洗う場合はなるべく温水を使いましょう。

5. ステイホームやリモートワークでヒートショックになりやすい体に

ステイホームやリモートワークでずっと自宅に閉じこもっていると、運動量が減って足腰が弱くなり、動脈硬化も進んできます。結果としてヒートショックになりやすい体になってきますので、適度に外出して運動をしましょう。

早坂 信哉 先生
東京都市大学人間科学部学部長・教授、医師、博士(医学)、温泉療法専門医。お風呂を医学的に研究している第一人者。「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!?TV」など多数のメディアに出演。主な著書は『おうち時間を快適に過ごす 入浴は究極の疲労回復術』(山と溪谷社)、『最高の入浴法』(大和書房)、『入浴検定 公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会)など。
参考情報
ヒートショック対策に有効な浴室暖房乾燥機

冷え込んだ浴室を温めることは、ヒートショック対策に有効です。温水式の浴室暖房乾燥機なら、約15分で浴室を快適な温度に暖めます。リンナイなら、浴室に加え脱衣所や洗面室も暖房できるタイプや、浴槽の湯はりと暖房を連動できるタイプ、ミストサウナが楽しめるタイプ、浴室のカビの成長を抑制するタイプなど、豊富なラインアップを揃えます。

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ニュースリリースPDF版は、以下よりご覧ください。

ニュースリリースPDF
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本件についてのお問い合わせ先

リンナイ株式会社 広報部:052-361-8211(代表)

 

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。