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ニュースリリース

冷え性と入浴に関する意識調査

男性は4割、女性は7割以上が冷え性

正しい入浴知識を持っている入浴優等生はわずか1割

冷え性ではない人に比べて、冷え性の人は吹き出物が多いことが発覚
冷え性の人の約半数が、十分に身体が温まらない半身浴をしていることが判明

~ 入浴科学者早坂先生監修 入浴知識チェックシート・冷え性におすすめのお風呂の入り方・簡単マッサージ術 ~

今年も、冬が近づいてきました。気温も低くなり冷えが気になる季節です。この度、健やかな暮らしを提案するリンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)は、冷え性と入浴に関する意識を探るべく、入浴科学者・早坂信哉先生に監修いただき、全国20~60代の男女計1,000名を対象に調査を実施しました。

【 主な調査結果 】
  • 入浴について正しく理解している"入浴優等生"は約1割
  • 冷え性の人は約6割いることが判明!男性は4割、女性は7割以上が冷え性
  • 30代が最も高く約7割で、低い年代ほど冷え性が多いという結果に
  • 冷え性を感じる部位は、1位「足先」2位「手先」
  • 冷えを感じる時間、1位「就寝前」2位「起床時」!「お風呂上がり」に冷えを感じる人も1割!
  • 冷え性の人の約半数が、十分に身体が温まらない半身浴をしていることが判明
  • 入浴優等生は、十分に身体が温まらない半身浴をしていないことが判明!
  • 冷え性ではない人に比べて、冷え性の人は吹き出物が多いことが発覚!
  • お風呂の機能で冷え性が改善するなら使用したいと答えた人は約6割

※調査結果全文は最下部のPDF版をダウンロードしてご確認ください。以下の設問番号はPDF版の抜粋です。

【 調査概要 】

調査時期 : 2019年10月5日~10月6日

調査方法 : インターネット調査

調査対象 : 20~60代 男女 計1,000人

調査エリア: 全国47都道府県

※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【リンナイ調べ】とご明記ください。

【 調査結果 】

入浴科学者 早坂信哉先生監修「入浴知識チェックシート」
入浴について正しく理解している"入浴優等生"は約1割

まず冷えと入浴についての正しい知識をどれほどの人が持っているのか調査すべく、早坂先生に「入浴知識チェックシート」を作成いただきました。全11問の「入浴知識チェックシート」の平均点は6.72点となり、9問以上正解した"入浴優等生"は全体の約1割しかいませんでした。設問の中で最も正答率が低かったのは「半身浴より全身浴のほうが汗をたくさんかく」でした(正答は○)。下記グラフデータは、それぞれの設問に対する正答率を示しています。

冷え性の人は約6割いることが判明
男性は4割、女性は7割以上が冷え性!
30代が最も高く約7割で、低い年代ほど冷え性が多いという結果に

冷え性の実態を把握すべく、冷え性の人がどのくらいいるか調査しました。
その結果、約6割の人が冷え性となりました。また、男女別にみると、女性は7割以上、男性は約4割の人が冷え性で、女性のほうが冷え性が多いことがわかりました。

Q1. あなたは、冷え性ですか? (単一回答 N=1,000)

また、年代別にみると、30代の冷え性の人の割合が最も多く、30代以降は高い年代ほど冷え性の人の割合は減少する傾向がみられました。

冷え性を感じる部位は、1位「足先」2位「手先」という結果に
冷えを感じる時間、1位「就寝前」2位「起床時」
「お風呂上がり」に冷えを感じる人も1割いることが判明!

冷えを感じる部位はどこか調査したところ、1位「足先」、2位「手先」という結果になり、末端に冷えを感じている方が多い傾向があることがわかりました。

Q2. あなたは、身体のどの部位に冷え性を感じますか? (複数回答 N=563)

1日の中で冷えを感じる時間はいつか調査したところ、1位「就寝前」、2位「起床時」という結果になりました。また、身体をあたためるためにお風呂に入るはずですが、お風呂あがりに冷えを感じる方も10.3%いることがわかりました。

Q3. あなたが、1日の中で冷えを感じるのはいつですか? (複数回答 N=563)

冷え性の人ほどお風呂に入っていることが判明!
41℃以上の熱い温度のお風呂に入ってしまっている人は
冷え性の人ほど多いという結果に

冬の時期の入浴事情について実態を調査しました。冬の時期は、湯船につかることが多いか、シャワーだけで済ますことが多いか調査したところ、湯船に浸かる人が約7割と多数を占める結果となりました。また、冷え性の人のほうが、湯船に使っている割合が多いことがわかりました。

Q4. あなたは、冬の時期はお風呂に入る(湯船につかる)ことが多いですか?それともシャワーだけで済ますことが多いですか? (単一回答 N=1,000)

冬の時期の入浴時のお風呂(シャワー・湯船ともに)の温度についても調査したところ、冷え性の人のほうが冷え性ではない人よりも41℃以上の熱いお風呂に入っている人が多いことがわかりました。

Q5. あなたは、冬の時期は何度のお風呂に入ることが多いですか? (単一回答 N=1,000)

3割以上の人が十分に体が温まらない半身浴をしているという結果に
男性も女性と同じくらい半身浴をしているということが判明
冷え性の人で、半身浴をしている人の割合は約半数!

どれほどの人が半身浴をしているのか調査しました。その結果、3割以上が半身浴をしていることがわかりました。
また、男女別にみると、男性も女性と同じくらい半身浴をしているという結果になりました。

Q6. あなたは、入浴するときに半身浴をしていますか? (単一回答 N=1,000)

また、冷え性ではない人に比べ、冷え性の人のほうが、半身浴をしているということがわかりました。

入浴優等生は、十分に身体が温まらない半身浴をしていないことが判明!

さらに、入浴知識チェックシートで9問以上正解した入浴優等生は、正しい知識をもっているため、十分に体が温まらないと言われている半身浴を行う人が圧倒的に少ないことがわかりました。

Q6. あなたは、入浴するときに半身浴をしていますか? (単一回答 N=1,000)

冷え性ではない人に比べて、冷え性の人は吹き出物が多いことが発覚!
お風呂の機能で冷え性が改善するなら使用したいと答えた人は約6割

冷え性の人の吹き出物の有無について調査したところ、冷え性の人ほど吹き出物が多いことがわかりました。

Q7. あなたは、顔に吹き出物がありますか? (単一回答 N=1,000)

お風呂の機能で冷え性が改善するものがあれば使用したいかどうかを調査した結果、使用したいと回答した人は約6割となりました。

Q8. あなたは、お風呂の機能でもし冷え性が改善するものがあれば使用したいと思いますか? (複数回答 N=1,000)

本調査で、半身浴を冷え性の対策として行っている方がいることや、身体の末端の冷えがつらいと感じる方が多いことが判明しました。そんな冷え性の悩みを正しい入浴方法によって少しでも解決するために、入浴科学者である早坂信哉先生に"冷え性におすすめのお風呂の入り方"を教えてもらいました。

入浴科学者早坂先生監修
冷え性におすすめの
お風呂の入り方

1. お風呂は冷え性対策の最強ツールである

冷え性の根本的な原因は手足の末梢の血流が悪くなることですので、体を温めて血流を改善させることが直接的な対処方法です。食べ物や衣類を工夫する、カイロなどを携帯するなど、さまざまな体の温め方法がありますが、最強の"冷え取りツール"はお風呂に入ることです。日本の多くの家庭には湯船が設置され、毎日でも入浴することができます。身近すぎる"お風呂"ですが冷え対策に改めて見直してみましょう。難しく考えず、まずは毎日お風呂に入ることから始めます。

2. 40℃のお湯に全身浴で10~15分が基本

血流を良くして冷え性を改善するには、熱すぎない40℃のお風呂に肩まで全身浴で10~15分入ることが基本です。この基本的な入浴法で血流は改善します。40℃を超える熱いお風呂は入浴時に血圧の急上昇を引き起こすだけでなく、体温も急上昇させた後、すぐに体温が下がりますので結果として温まりが長く続きません。また、長く入り過ぎますと、のぼせ(熱中症)を引き起こしますので、長くても15分以内で、額に汗をかいたら湯船から出るのが良いタイミングです。

3. ちょっと一工夫も

基本的にはお風呂に入れば冷えは改善しますが、ちょっとした一工夫でさらに改善します。
40℃のお風呂に2~3分浸かったあと、シャワーで30℃のちょっとぬるい湯を冷えの気になる手足へ1分かける"プチ温冷交代浴"がお勧めです。40℃、30℃を3回繰り返すことで血管が広がる、縮むを繰り返し血流が良くなります。最後は40℃の湯船に入って終了します。
また、炭酸系入浴剤も血管を広げ血流を良くしてくれますのでお勧めです。

早坂先生のコメント
  • 今回の調査で、女性だけでなく、男性も多くの方が冷え性に悩んでいるのがよく分かりました。6割を超える方が自覚しており、冷え性はまさに国民病といった様子です。
  • 冷え性の根本的な原因は手足の末梢の血流が悪くなることです。血流が悪いために、温められた血液が十分に手足の先まで届かず、結果として手足が冷え不快に感じるのです。お風呂を正しく活用すれば冷え性対策はできるはずですが、十分なお風呂の知識を持つ"入浴優等生"はわずか1割でした。もっとお風呂のことを知ってもらう必要がありますね。
  • お風呂そのものがもっと"冷え"を改善できる機能があるといいですね。

入浴科学者である早坂先生より、冷え性におすすめのお風呂の入り方を教えてもらいました。
お風呂の入り方がわかったところで、より冷え性を予防・改善するために、お風呂に入りながらできるマッサージを教えてもらいました。お風呂の入り方と合わせて簡単にできる冷え性の予防・改善にきく、簡単マッサージ術も是非試してみてください。

入浴科学者早坂先生監修
冷え性を予防・改善!簡単マッサージ術

手足の末梢に滞った血液やリンパ液を体の中心に戻すようなイメージで行います。皮膚を指の腹で優しく押しながら末梢から体の中心部へ移動させます。腕や脚であれば手で包むようにして掴み体の中心へ向かって滑らせます。湯の中でやっても構いませんし、洗い場でせっけんをつけてすべりを良くして行うのもよいです。

①手・腕

最初に指スジ(腱)の間を反対の手の指の腹で軽くもみほぐします。手首を軽く掴んでからひじの内側へ流します。次に、ひじの内側をよく揉みほぐします。さらに、ひじから脇の下へ、血液を押し上げるイメージで手を動かします。

②足、ふくらはぎ

足の指のスジ(腱)の間を手の指の腹で軽くもみほぐします。その後、足首を両手で掴んでから膝裏に向かって流しましょう。両手を交互に動かしながら移動させるのが効果的です。脚の外側と内側も行いましょう。膝裏のくぼみを少し強めに押すと気持ちが良いです。

③太もも

まず、内側と外側にそれぞれ手で圧をかけてほぐします。そして、膝から脚の付け根に向かって軽くもみほぐしながら流しましょう。体の内側、外側だけでなく、表側、裏側も丁寧に行ってください。

早坂先生のコメント
  • 今回の調査では、多くの人が冷え性で悩んでいることが分かりました。
  • 冷え性は日本に特有の症状で、現代医学では病気として扱われないことも多いのですが、様々な症状も伴い不快なものです。
  • また、お風呂は"冷え性対策の最強ツール"ですが、正しい使い方を知らない人も多いことが分かりました。正しく毎日湯船に入浴することで、血流は改善し、冷え性も軽減すると期待されます。睡眠90分前に、40℃10分の全身浴を基本に、まずは毎日お風呂に入ってみましょう!

 

早坂 信哉 先生
東京都市大学人間科学部教授、医師、博士(医学)、温泉療法専門医。お風呂を医学的に研究している第一人者。「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!?TV」など多数のメディアに出演。主な著書は『最高の入浴法 お風呂研究20年、3万人を調査した医師が考案』(大和書房)、『入浴検定 公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会)など。

 

 

 

ニュースリリースPDF版は、以下よりご覧ください。

ニュースリリースPDF
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本件についてのお問い合わせ先

リンナイ株式会社 広報部:052-361-8211(代表)

 

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。