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ニュースリリース

【熱と暮らし通信】「入浴」に関する意識調査

~ 日本人の入浴習慣について全国47都道府県別徹底調査 ~

ヒートショック予備軍が最も多い県は千葉県・宮崎県
日本一長風呂県は千葉県、日本一熱風呂県は愛媛県

ヒートショック予備軍都道府県別ランキングマップ公開!
入浴科学者・早坂先生監修 ヒートショックから身を守る入浴前準備呼吸も紹介

この度、熱で暮らしを豊かにするリンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)では、入浴習慣の実態について調べるため、全国47都道府県の20~60代の男女 計2,350名を対象に「入浴」に関する意識調査を実施しました。リンナイでは、入浴に関しての意識調査を行うのは今年が3年目となりますが、今回は初の都道府県調査を実施し、「日本一長風呂県」「日本一熱風呂県」や、「ヒートショック予備軍が多い県」など様々なランキングを作成しました。皆様のお住まいの県はランクインしているかをご確認いただきつつ、ご自身の入浴方法について是非一度見直す機会としていただければと存じます。

【 主な調査結果 】

ヒートショック危険度チェックシートで調査!ヒートショック予備軍が最も多い県は千葉県・宮崎県
ヒートショックの内容・対策法を知っている人はわずか2割未満!
日本人の平均入浴時間は12.6分 日本一長風呂の都道府県は千葉県!
ヒートショック危険度の高い「41℃」以上の温度で入浴している人は半数以上!日本一熱風呂県は愛媛県
深夜の1人風呂をしている人は3人に1人 深夜1人風呂が最も多かったのは茨城県
母親より父親が子どもをお風呂に入れる「パパ風呂家庭」が最も多いのは青森県!
お風呂の掃除を担当するのは「父(夫)」が最も多い県は三重県
お風呂周りの設備が30年以上変わらない世帯は半数以上!
浴室暖房機の設置率は、関西地方が一番高いことが判明
ヒートショック対策として何か習慣化している人はわずか2割未満

※調査結果全文は最下部のPDF版をダウンロードしてご確認ください。
以下の設問番号はPDF版の抜粋です。

【 調査概要 】

調査時期 :2018年9月14日~18日
実施方法 :インターネット調査
調査対象 :20~60代 男女 計2,350人
調査エリア :全国47都道府県

※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【リンナイ調べ】とご明記ください。

【 調査結果 】

入浴科学者・早坂先生監修 ヒートショック危険度チェックシートで調査!

早坂先生にヒートショック危険度チェックシートを作成いただきました。チェック数が5個以上ある方はヒートショックになる可能性が高い『ヒートショック予備軍』です。最もチェック数の多かった項目は、「自宅の脱衣室に暖房設備がない」、2番目に多かった項目は「自宅の浴室に暖房設備がない」となり、設備面でヒートショック予防が出来ていないご家庭が多数あることが判明しました。

ヒートショック危険度
簡易チェックシート

メタボ、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓・肺や気管が悪い等と言われた事がある
自宅の浴室に暖房設備がない
自宅の脱衣室に暖房設備がない
一番風呂に入ることが多いほうだ
42度以上の熱い風呂が大好きだ
飲酒後に入浴することがある
浴槽に入る前のかけ湯をしない、または簡単にすませる
シャワーやかけ湯は肩や体の中心からかける
入浴前に水やお茶など水分をとらない
1人暮らしである、または家族に何も言わずにお風呂に入る

Q1. 次の項目のうち、あなたにあてはまるものはどれですか?すべてお選びください。(複数回答 N=2,350)

ヒートショック予備軍都道府県別ランキングマップ公開!
ヒートショック予備軍が最も多いのは千葉県・宮崎県 約4人に1人が予備軍と判明

都道府県別のヒートショック危険度を表す「ヒートショック予備軍都道府県別ランキングマップ」を作成しました。ヒートショック危険度チェックシートでチェック数が5個以上ついた「ヒートショック予備軍」の方の割合が最も多いのは、「千葉県」「宮崎県」で、約4人に1人がヒートショック予備軍であることが分かりました。一方、ヒートショック予備軍が最も少なかったのは「長野県」で、なんと予備軍は0%という大変優秀な結果となりました。

ヒートショックの内容・対策法を知っている人はわずか2割未満!
「ヒートショック」というワードを聞いたことのない人が最も多いのは「滋賀県」「沖縄県」
約4人に1人が聞いたことのないという結果に!

昨今耳にすることの増えた「ヒートショック」というワードですが、認知について聞いたところ、ヒートショックの言葉が指す内容を知っており、対策法についても理解している方はわずか2割に満たない結果となりました。

Q2. あなたは「ヒートショック」という言葉を聞いたことがありますか?(単一回答 N=2,350)

ヒートショックに関して「内容は知っている」「内容も知っており対策法も知っている」と答えた人の割合を都道府県別に結果を見て、「ヒートショック認知率都道府県ランキング」を作成しました。ヒートショックについて内容も対策法も知っている人が最も多いのは千葉県で、反対にヒートショックという言葉を聞いたことがない人が最も多いのは滋賀県と沖縄県になりました。

  • ヒートショックについて内容も対策法も
    知っている人が多い都道府県ランキング

    1位 千葉県 32.0%
    2位 岩手県 28.0%
    3位 栃木県 24.0%
    福岡県
    宮崎県
  • ヒートショックという言葉を聞いたことが
    ない人が多い都道府県ランキング

    1位 滋賀県 24.0%
    沖縄県
    2位 山口県 22.0%

    ※同率3位多数につき、省略。

日本人の平均入浴時間は12.6分
入浴時間の安全ライン「10分」を超える入浴時間の方が約3割
日本一長風呂の都道府県は千葉県!

湯船に浸かる平均時間を聞いたところ、日本人の平均入浴時間は「12.6分」となりました。また、入浴科学者の早坂先生の提唱する安全ラインである入浴時間は「10分」ですが、10分を超える入浴時間の方も約3割いることが判明しました。都道府県別で結果を見たところ、日本一の長風呂県は千葉県となりました。

Q3. あなたが湯船に浸かる時間は平均何分ですか?(各単一回答 N=2,350)

  • 入浴時間の長い都道府県ランキング

    1位 千葉県 15.5分
    2位 山形県 15.4分
    3位 茨城県 14.6分
    4位 奈良県 14.3分
    福岡県

    入浴時間の短い都道府県ランキング

    1位 沖縄県 9.5分
    愛媛県
    3位 高知県 9.9分
    4位 鳥取県 10.0分
    5位 香川県 10.4分

お風呂でのぼせた経験があるかを尋ねたところ、「ある」と答えた人は42.9%となりました。「ある」と答えた人に、何分くらいの入浴でのぼせたと実感したか聞いたところ、「11~20分」と答えた人が最も多い結果となりました。

  • Q4. あなたはお風呂でのぼせた経験はありますか。 (各単一回答 N=2,350)

  • Q5. 平均何分以上の入浴でのぼせたと実感しましたか。 (単一回答 N=1,009)

ヒートショック危険度の高い「41℃」以上の温度で入浴している人は半数以上!
日本一熱風呂県は愛媛県 平均41.6℃のお湯に浸かっていることが判明

冬場の浴槽の温度設定は、40℃が最も多く、40~42℃がボリュームゾーンということがわかりました。ヒートショック危険度の高いお風呂である41℃以上のお風呂に入浴している人は全体の半数以上いることが判明しました。また、都道府県別で見ると、冬場のお湯の温度が最も高い「日本一熱風呂県」は愛媛県で、平均41.6℃のお風呂に入っていました。

Q6. ご自宅の浴槽について、冬場のお湯の温度を教えてください。 給湯器の温度設定がある場合、その温度をお答えください。(各単一回答 N=2,350)

  • お風呂の温度が高い都道府県ランキング

    1位 愛媛県 41.6℃
    2位 広島県 41.4℃
    3位 栃木県 41.3℃
    鳥取県
    大分県
  • お風呂の温度が低い都道府県ランキング

    1位 岩手県 40.4℃
    福岡県
    2位 神奈川県 40.6℃
    熊本県

    ※同率3位多数につき、省略。

深夜の1人風呂をしている人は3人に1人 深夜1人風呂が最も多かったのは茨城県

万一、入浴時に体調不良を起こしてしまった際に、異変にすぐに気がついてくれる人がいない環境での入浴には危険が潜んでいます。そんな「深夜の1人風呂」をしている人は、約3人に1人いることが判明しました。

Q7. あなたは家族が寝静まった後や一人の時の深夜に入浴することはありますか。(単一回答 N=2,350)

  • 深夜の1人風呂をしている人が多い都道府県ランキング

    1位 茨城県 54.0%
    2位 香川県 50.0%
    3位 神奈川県 48.0%
    4位 岩手県 46.0%
    岐阜県
    奈良県

母親より父親が子どもをお風呂に入れる「パパ風呂家庭」が最も多いのは青森県!
お風呂の掃除を担当するのは「父(夫)」が最も多い県は三重県

お子さんのいるご家庭の方に、お子さんと入浴するのは母親、父親どちらが多い(多かった)か尋ねたところ、母親と答えた方が6割以上という結果になりました。都道府県別に結果を見てみると、「父親」と答えた方の割合が最も多かったのは青森県で、父親と答えた方は50.0%とちょうど半数でした。

Q8. あなたのご家庭では、お子様の入浴は母親と父親、どちらの親が一緒に入浴することが多い(多かった)ですか?(単一回答 N=1,129)

  • 父親がお子さんと一緒に入浴することが多い
    都道府県ランキング

    1位 青森県 50.0%
    2位 山梨県 48.0%
    3位 大阪府 45.5%
    4位 大分県 44.8%
    5位 愛媛県 42.9%
    佐賀県

ご結婚されている方に、ご夫婦のどちらがお風呂掃除を行うことが多いか聞きました。その結果、女性の方がお風呂掃除を担当することが多いご家庭が7割以上いることが判明しました。都道府県別では、男性がお風呂掃除を最もしているのは三重県で、4割以上の家庭で男性がお風呂掃除を行っていました。

Q9. あなたのご家庭では、夫婦のうち、お風呂の掃除はどちらがすることが多いですか?
(単一回答 N=1,268)

  • 男性がお風呂掃除をしている都道府県ランキング

    1位 三重県 45.2%
    2位 愛知県 44.4%
    3位 千葉県 42.8%
    4位 東京都 42.3%
    香川県

お風呂周りの設備が30年以上変わらない世帯は半数以上!
浴室暖房機の設置率は、関西地方が一番高いことが判明

30年以上現在の家に住んでいる方に浴室周りの設備について聞いた結果、半数以上が浴室のリフォームを今までしておらず、30年前の設備を引き続き使用していることが判明しました。

Q10. あなたは現在住んでいる家の、浴室のリフォームをしたことはありますか?(単一回答 N=441)

ヒートショックを引き起こす大きな原因の1つに、浴室と脱衣所の温度差があります。温度差をなくすためには、浴室暖房機の設置が望ましいですが、設置している家庭は全体で3割に満たないことが分かりました。エリアごとに結果を見ると、最も設置されているのは関西地方でした。

Q11. あなたのご家庭では、浴室暖房機を設置していますか?

ヒートショック対策として何か習慣化している人はわずか2割未満
対策としては「脱衣所を暖めておく」が1位に

ヒートショック対策について何か習慣化していることがあるか聞いたところ、習慣化している人は2割未満となりました。また、習慣化している方に聞いたところ、1位は「脱衣所を暖めておく」、2位は「浴室を暖める」となりました。

Q12. あなたはヒートショック対策として、何か習慣化していることはありますか?(単一回答 N=2,350)

Q13. 前問で「ヒートショック対策をしている」と回答された方にお聞きします。どのような対策をしていますか?(複数回答 N=430)

高齢者の方が危ないイメージのあるヒートショックですが、実は老若男女注意が必要です。どなたでも気軽にどこでも実践できる、ヒートショック予防法「入浴前準備呼吸」を、入浴科学者の早坂先生に考案していただきました。是非、ヒートショックから身を守れるよう、毎日の入浴前の習慣にしてください。

ヒートショック予防!
入浴前準備呼吸
入浴科学者 早坂信哉先生監修

  • 1. 脱衣室で下着になる。
     

  • 2. 両手をおへその上に置いて、
    お腹を膨らませながら鼻から3秒で息を吸う。

  • 3. 口から5秒で息を吐く。2-3を5回繰り返す。

  • 4. 浴室にはいって下着を脱ぐ。

早坂先生のコメント

以前より医療現場では、診察時の血圧測定で緊張によって血圧が急上昇してしまう方へ、深呼吸をしてから血圧を測定すると、平常時の血圧に下がることは知られていました。特に腹式呼吸は交感神経の興奮をおさえ、血圧を安定させる作用があるので裸になる前に行うことで、ヒートショック予防にもなる、と考えられます。また、浴室は湯船の湯で温まっており多少なりとも脱衣室よりも室温が高いので、下着を脱ぐのは浴室の中で行うようにしましょう。しかし、深呼吸でヒートショックを完全に防ぎきれる訳ではありませんので、先に記載されているような脱衣室や浴室の暖房、湯の温度の低め設定など、根本的な対策をお願いいたします。

早坂 信哉 先生
東京都市大学人間科学部教授、医師、博士(医学)、温泉療法専門医。お風呂を医学的に研究している第一人者。「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!?TV」など多数のメディアに出演。主な著書は『たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法』(KADOKAWA)、『入浴検定 公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会)など。

 

ニュースリリース全文は、以下よりご覧ください。

ニュースリリースPDF
(PDF/1.23MB)

 

本件へのお問い合わせ先

リンナイ株式会社 広報部:052-361-8211(代表)

 

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。