凍結による給湯器の破損・故障にご注意ください
給湯器を安心して使い続けるための凍結予防策と、修理や点検の依頼前に確認できるポイント、また、万が一給湯器が破損してしまった場合の対応方法をご案内します。
例年11月から2月にかけて、給湯器の凍結に関するお問合せが増加します。この期間は気温が低く、暖かい地域でも凍結に注意が必要な「凍結注意期間」です。特に、寒波が発生すると「凍結注意期間」のお問合せ件数は約3倍まで増える年もあります。冬季の天気予報にご注意ください。
凍結により破損すると、メーカー保証期間内でも修理費用が発生します
給湯器を安心して使い続けるためにも
ぜひご確認ください
給湯器の凍結予防策
故障かな? 点検や修理のご依頼前に確認できるポイント
冬季に多い給湯器のお問合せ事例と、主な原因をご紹介します。点検や修理のご依頼前にご確認ください。
お問合せ事例 | 主な原因 | 解決策 | |
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リモコンに雪だるまのマークや「凍結予防」の文字が表示された | 雪だるまのマークや「凍結予防」の文字が表示されている間は、自動ポンプ運転が作動しています。 | 故障ではありません。 給湯器が外気温3度未満を検知すると、凍結を予防するため自動で作動します。 |
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暖房やお湯を使っていないのに、燃焼中(炎)のマークが表示された | 暖房配管の凍結を予防するため、給湯器が自動で燃焼しています。 | ||
お湯(水)が出ない | 水道から蛇口(水栓)までの配管で凍結が発生すると、給湯器が故障していなくてもお湯や水が出なくなります。 | 自然に解凍するまで待つことで解決します。 修理や点検を依頼すると、給湯器の破損がない場合でも、修理費用として出張料が発生します。 |
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エラーコード290が表示された | 給湯器内部の部品(中和器、その排水チューブ)で異常を検知した際に表示されます。高効率給湯器は、燃焼時に発生した結露の水を中和器で処理して排水しています。中和器や、排水チューブ内に残った水が凍結した場合でもこのコードが表示されます。 |
給湯器が凍結したら
リモコンの電源を切り、自然に解凍するまでお待ちください。配管に熱湯をかけて解凍すると、破損する恐れがあります。水が出るようになったら、給湯器や配管から水漏れが無いか確認してください。異常が見られた場合は点検や修理をご依頼ください。
給湯器が破損してしまったら
給湯器が凍結で破損しても、ガス漏れが起こる心配はありません。慌てずに、次の手順で修理をご依頼ください。
- 1給湯器の銘板を確認し、メーカー、型式(または品名コード)をメモする
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- 給湯器の設置場所
集合住宅の場合、ガスメーター付近やバルコニーに設置されている場合があります。 - 漏水時の対応
給湯器から水が漏れている場合は、止水栓を閉めてください。
- 給湯器の設置場所
- 2リモコンにエラーコードが表示されている場合は、そのコードをメモする
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- 給湯器が故障すると表示画面の時刻表示部に右図のような故障表示が点滅します。
- リモコンが無い場合は不要です。
- 3契約のガス会社やリンナイお客様センターへ修理を依頼する
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- お問合せ先は、リモコンや給湯器本体に記載されている場合があります。
- 賃貸住宅にお住まいの場合は、管理会社へ修理を依頼してください。
- 凍結により破損すると、メーカー保証期間内でも修理費用が発生します。
点検・修理依頼はリンナイお客様センターへ
待ち時間なしで依頼できる、便利な専用ページよりお申し込みください。受付完了後、サービス担当者より電話でご連絡いたします。耳やことばの不自由なお客様には、ファックスによる返信にも対応します。