温暖化防止
地球温暖化による影響など、気候パターンの大きな変化は、持続可能な社会の構築を妨げる恐れがあります。
当社は、2050年までの長期目標を設定してエネルギー使用量を最小限に抑える取り組みを推進しています。
2050年カーボンニュートラル達成に向けて
家庭の熱利用におけるカーボンニュートラルの実現は、国策を踏まえた対応が必要であり、エネルギーインフラに関連する事業者にとって関わりの深いテーマです。当社は、2021年に企業方針として2050年を目標年としたカーボンニュートラル宣言(RIM2050:Rinnai Innovation Manifesto)を公表し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。
商品使用時のCO2ゼロに挑戦
気温上昇の抑制に向けて世界が動くなか、当社は、気候変動による未来のリスク影響や機会を想定して対策を講じるとともに、2050年までに商品使用時のCO₂ゼロに挑戦します。当社商品をライフサイクルでみると、「使用時」におけるCO₂排出量が最も多いため、これまでのハイブリッド給湯・暖房システムECO ONEなどの省エネ商品を進化させるのはもちろん、再生可能エネルギー化などのエネルギーインフラへの対応や、CO₂を全く排出しない商品・システムづくりが求められています。
本格的な脱炭素社会を見据え、住宅環境に関わる水素インフラに対応できる燃焼機器やCO₂実質ゼロ化に向けたシステムの開発・研究や、ハイブリッド給湯器のDRready実証実験など、時流に合わせて技術力を結集し着実に進めてまいります。
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純水素ガス厨房機器の認証マーク -
今回認証を取得した水素グリラー
[マテリアリティ特集①] ハイブリッド給湯器「ECO ONE(エコワン)」の普及促進
工場・事務所のCO2ゼロに挑戦
商品をつくる工場と本社・営業拠点をはじめとする当社事業所からのCO2ゼロに挑戦します。温室効果ガス排出量の中でスコープ1(ガス・燃料)、スコープ2(電気)を対象に、日々のモノづくり改善を通じたCO2排出量削減活動や、積極的なグリーン電力への切替えなどを通じて、2050年CO2ゼロをめざします。
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- 主な目標指標
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- 2030年までに国内全拠点のグリーン電力化
- 2050年までに海外全拠点のグリーン電力化
- 目標達成のために考えられるアプローチ例
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- 省エネ:からくり改善※によるエネルギーゼロ化の推進
工程・動線の最短化によるムダの徹底排除、など - 再エネ:設備の電化による再エネ化の促進、など
- 創エネ:太陽光パネルの設置、など
※モーターなどの動力を使わずに重力を使用した単純な仕組みで部品の運搬時などに活用
- 省エネ:からくり改善※によるエネルギーゼロ化の推進
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全国事業所においてZEB認証取得活動を推進(四国支店)
今後のスコープ1,2削減シナリオ(予定)
スコープ3(商品使用時以外)のCO2ゼロに挑戦
気候変動によるリスクの緩和をめざし、商品使用時おけるCO2排出量以外にも、材料や部品の調達、物流、人の移動、そして廃棄などに伴うCO2排出量を含めて削減の余地があると考えています。当社は、各工程において最適な省エネ・CO2削減活動を進めて、スコープ3におけるCO2ゼロに挑戦します。2030年以降の具体的な計画は、2050年の脱炭素社会を見据えてRIM2050協議会の中で策定・検討をしていきます。
目標達成のために考えられるアプローチ例
| 調達 | 取引先様とともに材料・部品調達にもこだわった環境配慮への取り組みを充実・促進、他 |
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| 物流 | 改善範囲を「物流」「サプライヤー」にまで広げ、CO₂削減活動を強化、他 |
| 廃棄 | 回収スキームの構築、運用、他 |