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ニュースリリース

洗濯に関する意識調査
半数が洗濯迷子! 生乾き臭には熱湯が効果的 洗浄博士・大矢先生監修 洗濯を快適にする3つのポイント

梅雨から夏にかけて、衣類の生乾き臭や、皮脂汚れの黄ばみなど、洗濯の悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。リンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)は、洗浄科学の専門家・横浜国立大学 大矢勝教授の監修のもと、全国の男女1,000名を対象に、洗濯に関する意識調査を実施しました。

熱と暮らし通信
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主な調査結果
  • 洗濯の仕上がりの悩み1位「臭いが気になる」 落ちにくい「黄ばみ汚れ」
  • 大矢先生監修 洗濯○×クイズ 半数が「洗濯迷子」 生乾き臭には熱湯が効果的
  • 洗剤を選ぶポイント 物価高騰で価格重視? 洗剤の液性 「分からない」 7割
  • 大矢先生監修 汚れマトリクス 汗や醤油は水洗い
  • 半数が見ない「洗濯表示」 8割が自己流で洗濯ネット使用
  • 面倒な作業「洗濯物を干す」 女性の半数は「たたむ」
  • 乾燥方法 晴れても「部屋干し」2割
  • 乾燥時間 部屋干しの半数が「8時間以上」 理想は4時間以内
  • 目指せ「洗濯迷子」卒業! 大矢先生解説 洗濯を快適にする3つのポイント
  • 大矢先生監修 洗剤・漂白剤クイズ

ニュースリリースPDF版

梅雨に負担を感じる家事1位「洗濯」 悩みは「乾きづらい」 生乾き臭が気になる1位「バスタオル」

全国の1,000名を対象に洗濯に関する意識調査を実施しました。梅雨時期に負担を感じる家事について聞いた結果、最も多い回答は「洗濯(59.5%)」でした。また、梅雨時期の洗濯で感じる悩みは、「乾きづらい・乾かしづらい(69.3%)」が最も多く、次いで「生乾き臭(58%)」でした。
乾きにくいと感じる洗濯物は、「デニム(生地)・ジーンズ(49.2%)」、生乾き臭が気になる洗濯物は「バスタオル(44.6%)」が最も多い回答でした。

Q1.あなたが梅雨時期に負担を感じる家事はありますか。あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答、N=1000)

棒グラフ

Q2.あなたは、梅雨時期の洗濯に関して悩みを感じたことはありますか。あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答、N=1000)

棒グラフ

Q3.あなたが、洗濯の際に乾きにくい、または、生乾き臭が気になると感じる洗濯物はありますか。それぞれあてはまるものをすべてお選びください。(複数回答、N=1000)

  • 乾きにくいと感じる洗濯物ランキング

    1位 デニム(生地)・ジーンズ 49.2%
    2位 パーカー 47.1%
    3位 バスタオル 45.9%
    4位 トレーナー 45.1%
    5位 パンツ(ボトムス)全般 24.3%
  • 生乾き臭が気になる洗濯物ランキング

    1位 バスタオル 44.6%
    2位 パーカー 24.1%
    3位 トレーナー 23.6%
    4位 ハンドタオル 23.1%
    5位 デニム(生地)・ジーンズ 21.2%

大矢先生コメント

梅雨時期の洗濯は多くの人が負担に感じているようです。生乾き臭対策には早めの乾燥が重要です。生乾き臭が気になる洗濯物にバスタオルと回答している方が多いですが、分厚く水分を含む量が多いので乾燥しにくいからですね。濡れた洗濯物は、生乾き臭の原因菌であるモラクセラ菌が増殖していきます。これからの季節は、乾燥家電等を活用して早めの乾燥を意識しましょう。

洗濯の仕上がりの悩み1位「臭いが気になる」 落ちにくい「黄ばみ汚れ」

洗濯の仕上がりに悩むことを聞いた結果、最も多い回答は「臭いが気になる(生乾き臭)(40.9%)」、次いで「シワがつく(33.4%)」、「汚れが落ちない(31.7%)」でした。
また、落ちにくいと感じる汚れは、「黄ばみ汚れ(48.9%)」が最も多い回答でした。

Q4.あなたは、洗濯後の仕上がりで悩むことはありますか。あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答、N=1000)

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Q5.あなたは、洗濯の際に落ちにくいと感じる汚れはありますか。あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答、N=1000)

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大矢先生コメント

洗濯物の悩みで生乾き臭が多くあげられることは、日本では当然といってよいでしょう。これは、高温多湿になる日本の気候に起因します。生乾き臭はモラクセラ菌など、細菌類の存在に関連するもので、衣類の衛生状態を表すといえます。不快な悪臭の大部分は、人間にとって良くない状態であることを示す警告と受け取れます。細菌類は衣類の奥に住み着くと、化学的に安定なバイオフイルム(頑丈で崩れにくい菌のかたまり)等を作ってしまいます。わずかな臭いが生じたときに、しっかりと対応することが望まれます。

大矢先生監修 洗濯○×クイズ 正解数5問以下は「洗濯迷子」?

洗浄博士である大矢勝先生に、洗濯に関する正しい知識が分かる洗濯○×クイズを作成していただきました。

1. 洗濯後4時間以内に乾燥させる ◯
洗濯物が濡れた状態だと、生乾き臭の原因菌であるモラクセラ菌が増殖します。洗濯後3~4時間以内を目安に、乾燥機などを活用して早めに乾かしましょう。

2. 衣服の間隔をあけて干す ◯
早く乾かすためには、空気の流れをつくり、風通しを良くすることが大切です。扇風機なども活用しましょう。

3. シミ汚れに洗剤を直ぬりする ◯
食べこぼしなどのシミ汚れ、気になりますよね。洗濯機に入れる洗剤を、シミ汚れに直塗りしてみましょう。シミ取り用の洗剤でなくても、シミを落とすことが期待できます。洗濯機に投入する洗剤の量は、直ぬりした量を差し引けば十分です。

4. 汗で濡れたシャツは乾かしておく ×
汗汚れは、一度乾いてしまうとシャツの繊維と結びつき、落ちにくい黄ばみ汚れに変化してしまいます。濡れたままであれば、水洗いでも簡単に落とせます。

5. 重曹はあらゆる種類の汚れに効く ×
重曹を使う場合は、汚れの性質を理解する必要があります。皮脂汚れであれば、汚れに含まれる脂肪酸と重曹が反応し、水に溶けることで落とせます。しかし、同じ油汚れでも、食用油や機械油などの汚れには洗剤が必要です。

6. 洗濯機の容量いっぱいに衣類を詰め込む ×
汚れは洗濯機の回転により落ちます。目一杯に入れてしまうと、洗濯機内の動きが制限され、十分に効果を発揮できません。縦型の場合は6~7割、ドラム式の場合は洗濯槽の窓の半分程度を目安に洗濯物を入れましょう。

7. 熱湯は生乾き臭に効果的である ◯
ニオイの原因菌であるモラクセラ菌は、60℃以上で殺菌できます。一度ついてしまった生乾き臭は熱湯で取り除きましょう。

8. タオルの黒カビ・ピンク汚れに漂白剤を使う ◯
白いタオルの黒カビやピンク汚れであれば、洗濯用の漂白剤を活用することで、きれいに落とせる場合があります。衣類の洗濯表示を確認して、塩素系または酸素系の漂白剤を使ってみましょう。

正解数 判定結果
8問 洗濯マスター 汚れもニオイも対策バッチリ!
6問~7問 洗濯見習い 正しい知識を学んで目指せ洗濯マスター!
5問以下 洗濯迷子 普段の洗濯方法の見直しを!

洗濯○×クイズ 「洗濯マスター」は1割 生乾き臭には熱湯が効果的

洗濯○×クイズの結果、全問正解の洗濯マスターは全体の7.3%でした。正答率が最も低い項目は「熱湯は生乾き臭に効果的である...○(54.9%)」、次いで「汗で濡れたシャツは乾かしておく...×(56.2%)」でした。

Q6.洗濯の方法について、正しいと思うものには○、間違っていると思うものは×とお答えください。(単一回答、N=1000)

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  • 洗濯○×クイズの結果(正解数別)
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  • 年代別 洗濯迷子の割合(N=各年代200)
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大矢先生コメント

「熱湯は生乾き臭に効果的である」、「汗で濡れたシャツは乾かしておく」が比較的正答率が低かったです。熱湯は繊維内部まで高温処理して殺菌できるので生乾き臭に効果的です。汗で濡れたシャツを乾かすと良くないのは、汗に含まれるタンパク質系の物質等が強固に付着するようになるためです。これらは汗でびしょびしょに濡れている状態であれば、水洗いでもほとんどが除去されていくものです。
クイズの正答率が低い「洗濯迷子」の割合は20代が多いようですが、今は情報を集めやすい時代でもあるので、対応の仕方が分からない汚れや衣類は一度洗い方を調べてみるのも大切です。

目指せ「洗濯迷子」卒業! 大矢先生解説 洗濯を快適にする3つのポイント

洗濯を快適にするポイントについて、大矢先生に解説していただきました。

1. 自分に合った「洗濯スタイル」を見つける

洗濯が苦痛なく時間をかけることのできるタイプの人は、情報を収集してぜひ洗濯を楽しんでいただきたいと思います。仕事の関係等で、できるだけ時間・労力をかけずに洗濯したい人は洗濯乾燥機の利用や、もともと漂白可能な衣類をえらぶ等、洗濯の手間を省くことで苦痛の種が減ります。たとえば、ウールや羽毛製品など自然素材の生地は、軽くて快適に使えますが、菌類・虫類による不衛生な環境の原因になるため、ひと手間かかることを知っておきましょう。

2. 汚れは「即対応」が基本

汚れたらすぐ洗うのが洗濯のコツになります。多くの汚れは時間が経過すると汚れが強固になります。すぐに洗うのであれば、一般の洗剤のみで大部分の汚れは除去できます。すぐに洗濯するのが難しい場合は、水洗いするだけでも、汚れを落としやすくなります。黄ばみ汚れなど、時間をおいて落としづらくなった汚れには、液体洗剤の塗布処理や、素材によっては塩素系漂白剤、粉末タイプの酸素系漂白剤を利用することで除去しやすくなることが多いです。

3. 汚れやニオイが気になったら、調べて楽しむ「洗濯実験」

汚れやニオイを落とす方法は様々です。生乾き臭は熱湯、鉄錆汚れはトイレ用酸性洗浄剤、油性ペンや機械油はベンジンや除光液、墨汁や泥シミはご飯粒と粉石けんを混ぜ合わせたペーストで取り除くなど、意外なモノや組み合わせが使えます。今はネット上で様々な汚れの落とし方を調べることもできるので、ぜひ化学の実験のように汚れ落としを楽しんでいただきたいと思います。

監修者の紹介
横浜国立大学 名誉教授 大矢 勝先生
洗浄技術・試験法、洗剤の環境影響・安全性、消費者情報などの分野の研究に従事し、洗浄技術や洗剤に関する多数の著書の執筆も行う。著書に『図解入門よくわかる最新洗浄・洗剤の基本と仕組み』(秀和システム)、『環境情報学 地球環境時代の情報リテラシー』(大学教育出版)などがある。
調査概要
調査名 熱と暮らし通信 洗濯に関する意識調査
調査時期 2025年6月4日~6月6日
調査方法 インターネット調査
対象者 全国1,000名、20~60代男女、週1回以上、自身で洗濯をする方

熱と暮らし通信

調査結果を利用する際は「リンナイ調べ」と明記するか、こちらの画像を掲載してください。

これまでの調査

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ニュースリリースPDF版は、以下よりご覧ください。

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本件についてのお問い合わせ先

リンナイ株式会社 広報・IR部:052-361-8211(代表)

 

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。