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マテリアリティ[サプライヤー]

取引先様と共に進める品質の改善活動

「品質こそ我らが命」を原点思想とする当社では、協力会社様にも品質の重要性を理解いただく中、共同で改善を進めています。
取引先様から納入いただく部品の品質レベルを向上させないことには当社製品の品質レベルも向上することはありません。当社では、単に受入検査機能を強化するだけではなく、協力会社様の品質改善活動にも積極的に注力しています。
2024年度は安全性が求められる重要部品を製造いただいている取引先様に対して、重点的に品質改善活動を実施しました。国内事業所だけではなく、数年前のコロナ環境下では実施が難しかった海外の事業所にも訪問し、品質に対する考え方や現場巡回時に見つかった課題への対策方法について現地の方と直接議論し、フォローアップ体制を構築することができました。
当社はサプライチェーン全体で品質に対する共通認識や価値観を持ち、品質最優先の文化を築くことが最重要と考え、これからも取引先様と共存共栄の精神で共に成長できる環境づくりに努めてまいります。

  • 現場巡回の様子
    現場巡回の様子
  • 取引先様との関係強化
    取引先様との関係強化

VOICE

旭計器株式会社 代表取締役社長 多賀 新吾 様
旭計器株式会社
代表取締役社長
多賀 新吾 様
全てはお客様の安全・安心のために
当社はお客様の命を守る安全部品を製造しており、「品質こそ当社の命」を品質理念とし、品質管理の徹底を日々心掛けております。
すべての改善の基本である5S活動を推進しておりますが、品質を追求される貴社の視点から異物対策やポカヨケ対策について新たな改善点をご指摘いただき、改善を実施いたしました。その結果、他社と一線を画すゼロディフェクト体制を整備できたと自負しております。今後も不具合ゼロと品質向上をめざし、5Sの徹底と現場力の強化に取り組んでまいります。

CSRアンケートの実施

当社は、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき定めた「リンナイ人権方針」に則り、事業活動による人権への負の影響を特定・評価し、そのリスクを防止または軽減するため、継続的な人権デュー・ディリジェンスを実施します。2024年度は取引先様に対してCSRアンケートへの回答を要請し、二次先様以降の情報も含めて176社の取引先様からCSRアンケートを回収しました。
結果、全体的に良好な結果となりました。ただし、人権やビジネス倫理については軽微な課題が見られました。対象の取引先様に対しては、内容や対策についてヒアリングを実施し、再発防止に向けた働きかけを行っています。
なおCランクの取引先様はありませんでした。

  • CSRアンケート
  • CSRアンケート

責任ある鉱物調達

当社は調達活動における社会的責任を果たすため、当社製品に使われている鉱物(スズ、タンタル、タングステン、金)が、紛争地域および高リスク地域において重大な人権侵害を引き起こす内戦や紛争に関わる武装勢力の資金源とならないよう、サプライチェーン全体で責任ある鉱物調達を行います。
責任ある鉱物調達を推進するためには、サプライチェーン全体にわたるデュー・ディリジェンスの取り組みが必要となります。関連する取引先様に、サプライチェーンを通じて製錬/精製業者に関する情報提供をお願いするとともに、問題のない製錬/精製業者からの調達をめざします。
責任ある鉱物調査は、製錬/精製業者に至る全ての取引先様のご協力が必要なことから、当社では、調査ツールとして「責任ある鉱物イニシアティブ(RMI)」の発行する「紛争鉱物調査帳票(CMRT)」など業界標準の調査票を使用しています。

紛争鉱物の調査

当社は、取引先様に対して紛争鉱物の調査を実施しています。2024年度は、調査を依頼した176社の取引先様から調査票を回収しました。CFS占有率は約66%でした。リスク分析と評価を実施しリスクがある場合は、問題のない製錬/精製業者からの調達をお願いしています。

2024年度
合計 スズ タンタル タングステン
特定製錬所数※1 356 88 36 53 179
CFS※2認定製錬所数 234 71 34 35 94
CFS※2占有率 66% 81% 94% 66% 53%
調査票回収率 100% - - - -
  1. ※1 リンナイのサプライチェーン上のRMI※3によって認識されている製錬・精製業者
  2. ※2 コンフリクトフリースメルター。監査により紛争鉱物不使用と認定された製錬・精製業者
  3. ※3 Responsible Minerals Initiative(RMI)。グローバルで企業と連携し責任ある鉱物調達を促進している団体