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ニュースリリース

【熱と暮らし通信】 「入浴習慣」と「入浴時のヒートショック」に関する意識調査

~ 入浴中の事故死は年間19,000人 交通事故死亡者数の約4倍以上 ~
危険度数の高い"ヒートショック予備軍"は約5割と多数

ヒートショック認知率は7割!しかし4割が詳細を理解していない状況
若年層も要注意!忘年会シーズン 危険な飲酒後の入浴経験者約6割と多数

入浴科学者 早坂先生監修 ヒートショック危険度簡易チェックシート考案
冬の安全な温度差は5℃未満! 快適安全入浴の五箇条も公開!

消費者庁が2016年1月に、家庭の浴槽での溺死者数が2014年に4,866人となったことを発表しました。また、厚生労働省の研究班の調査では、入浴中の事故死の数は溺死以外の死因も含めると年間約19,000人とされており、非常に多くの方が入浴中の事故によって亡くなっています。また、その事故原因としては、脳梗塞や心筋梗塞での死亡がもっとも多く、事故の主な要因が急激な温度変化によって血圧が大きく上下し、体に大きな負担がかかる「ヒートショック」にあると言われています。
この度、熱で暮らしを豊かにするリンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)では、寒さが厳しくなる冬のシーズンに向けて、入浴習慣の実態を探るべく、全国の20~70代の男女 合計960人を対象に、"入浴習慣"と"入浴時のヒートショック"に関する意識調査を実施しました。

【 主な調査結果 】

ヒートショック危険度数の高い"ヒートショック予備軍"は約5割と多数いることが発覚!

予備軍が多い中、対策ができている人は約3割!メタボ、糖尿病、高血圧などリスクの高い人ほど少なく約2割!

ヒートショック認知率は7割!しかし4割がヒートショックの詳細を理解していない状況!

若年層も要注意!忘年会シーズン 危険な飲酒後の入浴経験者約6割と多数!

42℃以上の危険な浴槽入浴を行っている人が4割も!70代が最も多いことが判明!

冬場の浴室は"寒い"が約7割と多数!意外にも九州が一番寒く、北海道が寒くないという結果に!

※調査結果全文は最下部のPDF版をダウンロードしてご確認ください。
以下の設問番号はPDF版の抜粋です。

【 調査概要 】

調査概要 :2016年10月7日(金)~13日(木)
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :20~70代 男女 計960人
調査エリア :北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州

※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【リンナイ調べ】とご明記ください。

【 調査結果 】

忘年会シーズン間近、飲酒後の入浴経験者約6割と多数いることが発覚
若年層も要注意!飲酒後の入浴は50代に続いて20代も多数

忘年会シーズンがまもなく到来する中、ヒートショックにも繋がる、飲酒後の入浴経験に関して調査したところ、約6割と多くの人が「経験あり」ということがわかりました。また、年代別でみたところ、50代に続いて20代も多くおり、若い人にもヒートショックの危険性があることがわかりました。

Q1. あなたは飲酒後に入浴した経験がありますか?(単一回答 N=960)

【飲酒後入浴経験者 年代別データ N=552】

42℃以上の浴槽に入っている人約4割!70代が最も多いことが判明!

ヒートショックにも関連する、浴槽入浴時の「お湯の温度」と「入浴のタイミング」に関して調査したところ、「お湯の温度」 は42℃以上のお湯に入っている人が約4割と多くいるということがわかりました。また、年代別でデータをみると、70代が最も多く、年齢が高いほど、お湯の温度が高い傾向にあることがわかりました。

Q2. 浴槽入浴を行う方に伺います。ご自宅の浴槽について、冬場のお湯の温度を教えてください。
給湯器の温度設定がある場合、その温度をお答えください。(単一回答 N=751)

【浴槽温度 年代別データ N=751】

冬場の浴室は"寒い"が約7割と多数
意外にも九州が一番寒く、北海道が寒くないという結果に!
北海道の脱衣室には暖房設備が常識!?

冬場の浴室環境に関して調査したところ、「寒い」・「やや寒い」が約7割と圧倒的に多く、エリア別でみたところ、寒い地域である「北海道」地方が少なく、「九州地方」が多いという結果となりました。また、脱衣室の暖房設備の有無と合わせてみたところ、北海道地方は最も多く、3割以上が暖房設備がある状況で、寒い地方のほうが寒さ対策をしており、ヒートショックの危険性が低いということがわかりました。

Q3. ご自宅の浴室について、冬場の室温を教えてください。(単一回答 N=960)

【浴室温度 エリア別データ N=960】

【自宅の脱衣室 暖房設備の有無 エリア別データ N=960】

ヒートショック認知率は7割と高い中、4割が詳細を理解していないことが発覚!
リスクの高い70代の認知度が一番低い状況

ヒートショックの認知度に関して調査したところ、「ヒートショック」という言葉を聞いたことがあると回答した人は約7割と多くいることがわかりました。また、ヒートショックの詳細を知っているかを確認したところ、理解できていない人が4割と、詳細を理解できていない人が多くいる実態が明らかになりました。

Q4. 入浴時のヒートショックに関して伺います。あなたは「ヒートショック」という言葉を聞いたことがありますか?(単一回答 N=960)

【 「ヒートショック」 年代別認知度 N=960】

Q5. あなたはヒートショックに関する次の事実を知っていましたか?(各単一回答 N=670)

・・・・・ a~f「全て知っていた」は409人 全体(670人)の約6割
4割がヒートショックをよく理解していないという結果に

早坂先生監修ヒートショック危険度チェックシートで緊急調査
ヒートショック予備軍は約5割と多数いることが発覚

早坂先生考案のヒートショック危険度簡易チェックリストを元に、ヒートショック予備軍の調査を行いました。結果、チェックが5個以上あったヒートショック予備軍は約5割と多数いることが発覚しました。

Q6. あなたは次の項目にあてはまりますか?(各単一回答 N=960)

【Q6 チェック個数】

予備軍が多い中、対策ができている人は約3割!
対策が必要なメタボ、糖尿病、高血圧などの人ほど少なく約2割!

ヒートショックの対策を行っているかを調査したところ、約3割しか対策できていないという状況でした。最も対策が必要な「メタボ、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓・肺や気管が悪いなどと言われたことある人」に絞って見てみると、約2割しか対策できていないということがわかりました。

Q7. あなたは次の項目にあてはまりますか?(各単一回答 N=960)

①~③どれか一つでも対策を行っている人は960人中288人で、約3割しか対策できていない状況
「メタボ、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓・肺や気管が悪いなどと言われたことある人」 に絞って見てみると、
337人中79人で、約2割しか対策できていない状況

寒い日の入浴は楽しみの一つでもありますが、入浴方法を間違えてしまうと大きな事故にも繋がってしまいます。冬場の入浴時に注意が必要な点と、快適で安全な入浴を行うための「五箇条」を入浴科学者 早坂先生に作成いただきました。

冬場の入浴は温度差に注意 冬の安全な温度差は5℃未満

入浴中の事故死は年々増え、年間で19,000人と言われています。特にこれからの冬の季節に集中しています。その一番の原因はヒートショック、温度差による血圧上昇にあります。
過去の研究結果から、リビングと脱衣室の温度差は5℃未満が安全な温度差になります。リビングが仮に25℃とすると脱衣室は20℃より高くしましょう。また、寒い脱衣室と熱い湯の温度差も大きく関係してきます。脱衣室・浴室はあらかじめ温めておき20℃以上に、湯の温度は40℃以下にしてヒートショックを防ぎましょう。

  1. その1. 脱衣室・浴室は事前に20℃以上に温めておきましょう。
  2. その2. お湯の温度は40℃以下にしましょう。
  3. その3. 手足の先から順にかけ湯をしましょう。
  4. その4. 飲酒後、食後すぐ、深夜のお風呂は避けましょう。
  5. その5. お風呂の前後にコップ1~2杯の水を飲みましょう。

早坂信哉(はやさかしんや)氏
東京都市大学人間科学部教授、医師、博士(医学)、温泉療法専門医。
お風呂を医学的に研究している第一人者。「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!?TV」など多数のメディアに出演。主な著書は「たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法」(KADOKAWA)など。

 

ニュースリリース全文は、以下よりご覧ください。


(PDF/1.22MB)

 

本件へのお問い合わせ先

リンナイ株式会社 広報部:052-361-8211(代表)

 

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。