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ニュースリリース

冷え・ヒートショックに関する都道府県意識調査
風呂キャンセル3割 情報過多の疲れはお風呂で解決 お風呂ドクター・早坂先生監修 健康入浴法

今年も冬本番が迫り、冷えが気になる季節となりました。湯船が恋しくなりますが、入浴方法を誤ると思わぬ事故を引き起こすことがあります。この度、リンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)は、お風呂ドクターの早坂信哉先生に監修いただき、全国47都道府県の2,350名を対象に、冷え・ヒートショックに関する意識調査を実施し、入浴の実態について調査しました。

熱と暮らし通信
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主な調査結果
  • 冬の身体の不調1位冷え 女性6割
  • 寒い脱衣所 6割が冷えを実感
  • ヒートショック認知度7割 福島8割
  • ヒートショック予備軍4割 1位新潟・岐阜
  • 若い世代も油断大敵 谷型ヒートショック
  • 毎日湯船6割 今年のお風呂好き県は愛知
  • 入浴方法40℃10分 山梨は熱風呂・長風呂好き?
  • 風呂キャンセル3割 疲れてお風呂に入る元気がない?
  • 何もしないが正解 情報過多の疲れはお風呂で解決
  • 温度と時間で分かる4つの入浴タイプ 早坂先生おすすめコスパタイプ

冬の身体の不調1位冷え 女性6割 若い男性ほど冷え性を自覚?

全国の2,350名に冬の時期に多い身体の不調を聞きました。その結果、最も多い回答は「冷え(46%)」、続いて「肩こり(24%)」でした。「冷え」に悩む割合を男女別で見ると、男性3割、女性6割でした。地域別では、山梨(64%)が最も多く、続いて滋賀(62%)、そして福井、長野、岐阜、長崎(56%)が同率3位でした。
また、冷え性の自覚について、「とてもそう思う」「ややそう思う」の割合が、男性については若い世代ほど高まる傾向でした。

Q1. あなたが抱える冬の悩みとして、あてはまるものを全てお選びください。(複数回答、N=2350)

  • 棒グラフ
  • 男女別 「冷え」回答割合

    男性(N=1173) 33%
    女性(N=1177) 58%

    地域別 「冷え」回答割合(N=各県50)

    1位 山梨県 64%
    2位 滋賀県 62%
    3位 福井県
    長野県
    岐阜県
    長崎県
    56%

Q2. あなたは、自身を冷え性だと思いますか。(単一回答、N=別記) 

  • 男性

    円グラフ
  • 女性

    円グラフ

早坂先生コメント

女性を中心に多くの方が冷えに悩まされていることが分かりました。比較的暖かい関西や九州の地域でもその割合は高く、寒い地域だけでなく、全国共通の悩みでした。
また、一般的に筋肉量が少ない女性に多い冷え性ですが、これまでの調査と異なる傾向として、若い男性に冷え性の方が一定数見られました。これは、新たな知見と言え、冷え性はすべての性別、年代での悩みであることが分かりました。

寒い脱衣所 6割が冷えを実感 ヒートショック認知度7割

身体の冷えと合わせて気にしたい冬の「ヒートショック」。自宅で冷えが気になる場所について聞きました。その結果、最も多い回答は「脱衣所・洗面室(56%)」、続いて「トイレ(38%)」、「浴室(34%)」でした。
また、「ヒートショック」について、「よく知っている(16%)」「ある程度知っている(49%)」の回答を合わせて7割が認知していました。地域別では、福島(78%)、栃木・長野(76%)、山梨(74%)の認知度が高い結果でした。

Q7. 冬の時期についてお伺いします。あなたは、自宅で冷えが気になる場所がありますか。 (複数回答、N=2350)

Q8. あなたは、ヒートショックについてどの程度ご存知ですか。(単一回答、N=2350)

  • 円グラフ
  • 地域別 ヒートショックの認知度
    (「よく知っている」、「ある程度知っている」の割合)(N=各50)

    1位 福島県 78%
    2位 栃木県・長野県 76%
    4位 山梨県 74%
    44位 秋田県 56%
    45位 香川県・福岡県 52%
    47位 京都府 50%

早坂先生コメント

「ヒートショック」とは、特にリビングから脱衣室への移動などで起こる急な気温の変化によって交感神経が刺激されて血圧が乱高下し、その結果、心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾病が起こることを言います。最近、メディアで取り上げられることも多くなり、皆さんの認知度が上がってきました。特に、福島、栃木、長野など比較的寒い地域での認知度が高いことが分かりましたが、逆に香川、福岡など比較的温かい地域での認知度はまだ低いようです。
冷えた身体を温めようと、高温で長時間の入浴をすると身体に負担をかけることになります。温度差の大きい日本の住宅事情を考えると、冬は全国で「ヒートショック」の可能性があります。この機会にぜひ「ヒートショック」のことを知っていただきたいです。

お風呂ドクター・早坂先生監修 ヒートショック診断テスト 5個以上チェックでヒートショック予備軍

お風呂ドクターの早坂先生に、ヒートショック診断テストを作成いただきました。正しい入浴方法を学び、安全にお風呂を楽しみましょう。

1. お風呂に入る前より出た後に水分をとる

入浴で汗をかくと、体内の水分が失われます。脱水は血液の粘り気を増やし、血栓ができやすくなります。血栓により心筋梗塞を引き起こさないためにも、入浴前にコップ1~2杯の水分をとりましょう。

2. 家族に声をかけずにお風呂に入る

ヒートショックが怖いのは、意識を失いお風呂でおぼれてしまうことです。家族が異変に気づけるよう、入浴時には声をかけあうようにしましょう。お風呂上がりの「お先です」の挨拶は、案外大事なことですね。

3. お風呂場が寒くても我慢する

浴室と湯船の急激な温度差により、血圧が乱高下します。ヒートショックのリスクを減らすためにも、入浴前にシャワーのお湯や、浴室暖房機で浴室を温められると安心です。また、脱衣所とリビングの温度差にも気をつけてください。5℃以内にとどめるのが理想です。

4. お風呂に入ったらすぐに湯船に浸かる

湯船に浸かる前に、かけ湯で徐々に身体を慣らし、血圧の乱高下を防ぎましょう。すぐに湯船につかることで少しでも長く湯船に浸かりたいかもしれませんが、長風呂は冷え対策には逆効果です。湯船に浸かる時間は10分が目安です。

5. あつあつの湯船に浸かる

体温が上がりすぎて意識障害に陥る可能性があります。血圧の上昇にも注意しましょう。長風呂と同じく、いわゆる熱風呂も冷え対策にはなりません。40℃のお湯でも10分浸かれば身体が十分温まります。

6. 湯船から出るとき立ちくらみすることがある

めまいや立ちくらみは急な血圧の低下が原因です。高齢者だけでなく、若い方も注意しましょう。

7. 湯を張るときは湯船にふたをする

湯船のふたを外して湯気で浴室を温めましょう。浴室内の温度差を軽減できます。もったいない、と思われるかもしれませんが、健康で快適な入浴を楽しむ方が大事です。

8. 汗をかき始めてからもしばらく湯船につかり続ける

顔にじんわりと汗をかいてきたら、湯船から出るサインです。湯船に浸かりすぎてのぼせないようにしましょう。長風呂して汗をかき続けても、デトックス効果は期待できません。

9. 食後すぐにお風呂に入る

食後すぐに入浴すると、本来、消化器官に血液が集まるべきタイミングで、皮膚へと血液が集中し、消化不良の原因となり、血圧も下がりやすいです。食後は1時間程度開けることが望ましいです。

10. 37.5℃以上の熱がある場合でもお風呂に入ることがある

熱があるのに入浴してしまうと入浴事故などのリスクが高くなるため控えましょう。無理して入浴しても体調が早く回復することはありません。

チェック数 判定結果
5問以上 ヒートショック予備軍
4問以下 入浴優等生

ヒートショック予備軍4割 1位新潟・岐阜 20代の半数が予備軍

調査対象者へのテストの結果、5個以上チェックした「ヒートショック予備軍」は、全体の41%を占めました。地域別では、新潟・岐阜(56%)が同率で最も多く、続いて福島(54%)、愛知(52%)でした。一方で、予備軍の割合が最も少ないのは滋賀(28%)でした。

Q9. ご自身に当てはまる項目をチェックしてください。(単一回答、N=2350)

  • 棒グラフ
  • 地域別 ヒートショック予備軍(N=各50)

    1位 新潟県・岐阜県 56%
    3位 福島県 54%
    4位 愛知県 52%
    44位 高知県 32%
    45位 静岡県・和歌山県 30%
    47位 滋賀県 28%

年代別 ヒートショック予備軍割合

早坂先生コメント

4割の方が「ヒートショック予備軍」として危険な入浴法をしていました。まだまだ多いと言えます。予備軍の方はできることから対策をしていただきたいです。予備軍の割合に地域差があり、最も高いのは寒さが厳しい新潟、岐阜で56%、低い滋賀では28%でした。福島はヒートショックの認知度が最も高かったのですが、予備軍の多さは第3位となり、認知する(知っている)ことと実際に予防をすることの難しさが浮彫りになりました。
また、年代別では20代の半数が予備軍でした。若い方もヒートショックに警戒が必要です。

お風呂ドクター・早坂先生監修 健康入浴法 STOP!風呂キャンセル界隈

冬は冷え対策として湯船に入りたくなる季節ですが、ヒートショックなど入浴中の事故に注意が必要です。安全で健康的な入浴方法を、お風呂ドクターの早坂先生に解説していただきました。

1. お風呂は40℃10分のコスパタイプ

ヒートショック予備軍4割と、多くの方がまだまだ入浴に注意が必要な状態でした。40℃10分の「コスパタイプ」なら、ヒートショックの予防が期待できるだけでなく、光熱費を抑えることにもなります。安全面、健康面、費用面からもおすすめできます。

2. 冷え対策にも入浴

女性の6割が悩んでいる冷え対策には、直接、身体を温められる入浴が有効な手段です。しかし、温かさが長続きしない高温の湯船に入っている方も多く、正しい入浴ができていないのは残念なことでした。低温短時間40℃10分の入浴は冷えにも効果が期待できます。さらに、手足の血流改善により、良い睡眠にもつながります。

3. ながら入浴のZ世代 谷型ヒートショックに注意!

お風呂での事故や体調不良は高齢者のことなので、若い世代の方は、まだまだ自分には関係ない、と思っていませんか?今回の調査では、若い方でスマホを持ち込んで入浴する方が多く、スマホを使うことで圧倒的な長風呂になっていました。長風呂は熱中症である「のぼせ」を引き起こし、脱水や血管拡張を招くので、湯船から立ち上がるときに「谷型ヒートショック」を引き起こします。立ち眩みとなって転倒し、大けがをしてしまうかもしれません。若い方も、長風呂による立ち眩みには要注意です!

4. STOP!風呂キャンセル界隈

「風呂キャンセル界隈」と言われるキーワードがSNSをにぎわしています。「風呂キャンセル」とは、疲れてしまい、入浴せずに寝てしまうことです。入浴は、単に身体の汚れを落とすだけではなく、疲れやストレスも取り除いてくれる健康活動です。健康のためジムに通ったり、ランニングをしたりするのと同じように、もっと元気になるために、お風呂を活用してください。お風呂に入ることで、疲れの連鎖を断ち切りましょう。

監修者の紹介
早坂 信哉先生
東京都市大学人間科学部教授、医師、博士(医学)、温泉療法専門医。お風呂を医学的に研究している第一人者。「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!?TV」など多数のメディアに出演。主な著書は『おうち時間を快適に過ごす 入浴は究極の疲労回復術』(山と溪谷社)、『最高の入浴法』(大和書房)、『入浴検定 公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会)など。
調査概要
調査名 熱と暮らし通信 冷え・ヒートショックに関する都道府県意識調査
調査時期 2024年10月19日~10月22日
調査方法 インターネット調査
対象者 都道府県別 計2,350名、20~60代男女
自宅に浴槽があり、冬場に週1回以上湯船に浸かる

熱と暮らし通信

調査結果を利用する際は「リンナイ調べ」と明記するか、こちらの画像を掲載してください。

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ニュースリリースPDF版は、以下よりご覧ください。

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本件についてのお問い合わせ先

リンナイ株式会社 広報部:052-361-8211(代表)

 

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。