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ニュースリリース

「中川運河再生支援・文化芸術活動助成事業(仮称)」への寄付について

リンナイ株式会社(代表取締役社長:内藤 弘康)は、中川運河再生への支援を目的とし、2012年度より「中川運河再生支援・文化芸術活動助成事業(仮称)」へ総額1億円を寄付することを決定しました。「中川運河再生支援・文化芸術活動助成事業(仮称)」とは、名古屋市、名古屋港管理組合が策定した「中川運河再生計画」の趣旨を踏まえ、公益財団法人名古屋まちづくり公社名古屋都市センターが、同再生計画の「にぎわいゾーン」における市民の交流・創造活動を継続的に支援するために実施する文化芸術活動への助成事業です。

 

当社は、創業以来、「快適な暮らし」を社会に提供する熱機器メーカーとして、モノづくりにこだわり、事業を行ってきました。私たちが提供する商品や技術は、生活スタイルの多様化、高度化の進展とともに、より革新的なモノが求められる時代になってまいりました。このような時代にこそ、モノづくりの原点ともいえる豊かな発想力と手造りをベースとした革新的な創作力が大切であり、これは人の感性にうったえる文化芸術活動と相通じるものと考えます。当社は、当助成事業への寄付を通して、モノづくりに必要な創造力の芽を育み、ひいては地域交流の活性化や産業育成に貢献できることは大変意義あるものと考え、支援を決定しました。

「中川運河再生支援・文化芸術活動助成事業(仮称)」への寄付の概要

助成事業の内容 :
 「中川運河再生計画」において位置づけられた「にぎわいゾーン」における市民の文化芸術活動を支援するための助成
助成事業の主体 : 公益財団法人名古屋まちづくり公社名古屋都市センター
助成団体の選定 : 名古屋都市センターに新たに設定する選考委員会で決定
寄付の内容 : 2012年度から10年間、毎年1000万円、総額1億円を当社から寄付

中川運河と当社の関わりについて

当社は1920年(大正9年)に名古屋市中川区(現在の中川運河堀止の近く)で創業しました。一方、中川運河は1926年(大正15年)、名古屋市の都市計画事業として着工し、1930年(昭和5年)に通水されました。名古屋港と旧国鉄笹島貨物駅(現在の名古屋市中村区ささしまライブ24地域)を結ぶ全長8kmを越える運河は、その当時、「東洋一の大運河」と称されました。この運河開削の大事業によって当社創業の地は消滅することになりましたが、水運の活用と土地造成によって市の産業が発展するとともに当社事業も順調に拡大してまいりました。しかし、1960年代半ばから道路網の充実や貨物のコンテナ化によって物流の主流が陸運に取って代わる中で、運河の利用は減少の一途をたどり、現在では貨物船の往来を見ることはほとんど無くなりました。現在、中川運河はその周辺の街並みの再編と水辺の活用を軸とした新たな資源としての再生計画が進められようとしています。当社としても、今静かに佇む中川運河が市民や地元産業の活性化を育む貴重な財産として生まれ変わることを願ってやみません。

 

※ 中川運河再生計画について

名古屋市、名古屋港管理組合が策定した、概ね20年先を見据えた中川運河の再生構想と、概ね10年間の取り組み内容を示す計画です。物流インフラとしての機能を失った中川運河の果たす役割を見直すことで、水辺に新たな息吹を注ぎ込み、うるおいや憩い、にぎわいをもたらす空間を創出し、さらには新たな産業を誘導することで、名古屋のモノづくりの発展に貢献する運河へと再生することが目的です。

 

中川運河再生計画における「にぎわいゾーン」の位置

中川運河再生計画における「にぎわいゾーン」の位置

本件についてのお問い合わせ先
リンナイ株式会社 広報室:052-361-8211(代表)

(注)
ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。