ニュースリリース
リンナイとBGグループが新型家庭用コージェネレーション機器の共同開発で合意
リンナイ株式会社(以下リンナイ)と、BGグループ社(本社:英国、旧英国ガス公社、以下BG)はこの度、 BGが従来から蓄積していた技術をベースに、超小型で画期的なスターリングエンジンを使った新型家庭用コージェネレーション機器を共同開発、製造することで合意しました。
この新型家庭用コージェネレーション機器はガスの燃焼により、ボイラ-機能とともに発電機能も備えています。 来年末の市場投入を目指し開発を進め、生産はリンナイが担当し、まず、英国での発売を予定しています。
リンナイ株式会社会長 内藤 進のコメント:
「当社はこの革新的なコージェネレーション機器の開発をBGとともに進めることができることを、喜ばしく誇りに思います。 この機器は、家庭に電力と熱エネルギーを提供する画期的な熱機器であり、『先進技術を通じて、ユーザーに安全性、利便性、高効率性を備えた、 環境にやさしい熱機器を提供する』当社の企業方針を満たすだけでなく、当社の海外での展開に関しても大きな飛躍をもたらすこととなるでしょう。 この革新的技術を利用した商品群は、価値観が多様化しているユーザーの皆様に利益をもたらし、必ずや、受け入れて頂けるものと確信します。」
BGグループ社上級副社長 ショ-ン・サトクリフのコメント:
「当社はこのリンナイとの合意の発表をうれしく思います。コージェネレーション機器の潜在的な市場は大変高い関心を集めており、 リンナイとの提携により、我々の技術が商品化にすすむということをBGは大変喜ばしい事ととらえております。 当社は、この新しい市場が英国のみならず、全世界においても大きな刺激を受けることを確信しており、 本日両社の提携が発表されることは実に意義深いことであると思います。 BGは従来から、新市場を開拓し、固有の強みをいかした新事業を立ち上げ、ガスの優位性を確立してきましたが、 過去の当社の数ある成功例に漏れず、この新事業も必ずや成功をおさめるものと信じております。」
この合意により、リンナイは新型スターリングエンジンを核にコージェネレーション市場に本格的に参入することになります。 今回の機器は電気出力が1.1kw、ボイラー能力が15kw~36kw(12500kcal~30000kcal)であり、サイズも従来の欧州の壁掛け給湯器並の大きさとなることが特長です。 品質面で定評のあるリンナイが製造を担当し、BGの販売網に乗せることにより、欧州のコージェネレーション市場が一気に拡大することが予想されます。
本件は、本日、日本と英国で発表しております。
◇ 関係会社の事業概要
リンナイ株式会社
本 社:愛知県名古屋市中川区福住町2番26号
資 本 金:64億5,974万円
事業内容:ガス機器の製造販売(厨房機器、給湯機器、空調機器、業用機器等)
社 長:山崎善郎
従業員数:3,188人
売 上 高:連結1,723億円〈2001年3月期〉
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本 社:100 Thames Valley Park Drive Reading, Berkshire RG6 1PT UK
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資 本 金:3,528百万ポンド
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事業内容:ガス・石油の採掘・生産・販売
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代 表 者:Mr.Frank Chapman
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従業員数:4,200人
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売 上 高:4,769百万ポンド〈2000年12月期〉
- (注)
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