「いじわる」で
厳しい試験が、
暮らしを支える。

技術系社員

開発(要素) / 機器技術開発室 
近藤 秀幸(2006年入社)

エネルギー理工学専攻

「いじわる」で
厳しい試験が、
暮らしを支える。

開発(要素) / 機器技術開発室
近藤 秀幸(2006年入社)エネルギー理工学専攻

さまざまな状況を想定した設計・評価が、
絶対的な安心の品質を生む。

ガスコンロのガス通路部の設計、試験業務を行っています。リンナイのガスコンロには、自動調理機能など様々な便利な機能が搭載されていますが、一番大事にしているのは、なによりも“品質”です。特に私は、ガスのコントロール部品を扱っているので、不良は絶対に許されません。そのため、一般的な基準をクリアするための試験はもちろんのこと、「いじわる試験」と呼ばれる試験を行い、耐久性能を確認します。例えば「煮こぼれ耐性試験」では、調理中の吹きこぼれを想定し、醤油や砂糖を混ぜた液体を部品に滴下し、正常に作動するかどうか“いじわる”なぐらいに、ありとあらゆるものを試します。他にも、材料や製品を80℃の部屋と-20℃の部屋を繰り返し移動させ、熱ストレスを与えて耐久性を評価する、「ヒートショック試験」などもあります。このような数々の試験を乗り越えてきた製品だからこそ、お客様に安心して使っていただけますし、私たちも自信を持って世の中に製品を送り出すことができるのです。

自分の可能性を
広げていく道を選ぶ。

学生時代から人の役に立つ仕事をしたいと考えていました。得意な化学を活かして、環境・公害という分野で人の役に立てればと思い、大学ではエネルギー理工学部に入学。廃棄物処理関係の研究室に所属し、工場から出る排水の有害物質を無害化する研究をしていました。就職活動では、あえて研究内容に関係する企業だけに絞らず、自分の可能性を広げるため、幅広い分野の会社を選考。さまざまな企業を見るなかで、自分が携わった製品を日常生活でたくさんの人に使ってもらうことが、一番やりがいを感じられると思うようになり、リンナイに入社しました。今後は海外向けの商品開発にも注力し、世界中の人に自分が携わった製品を使っていただきたいと思っています。そのためには実際に現地に出向いて情報を集め、その国にあった仕様を考えていかなければなりません。国境を越えて、現地の暮らしに密着する。そのように世界に目を向けていくことで、リンナイの世界シェアを拡大していきたいです。そして自分自身の可能性を、もっともっと広げてきたいと考えています。