廃棄物・水資源

資源の枯渇への対応として、廃棄物の発生量削減とゼロエミッション※1(埋立廃棄物ゼロ)の維持に継続して取り組んでいます。
また、水を重要な資源と認識して各拠点における水リスクの状況を調査するとともに、エリアに応じて上水・地下水の使用量削減に取り組んでいます。

※1 当社のゼロエミッションの定義:製造拠点において再資源化率99.5%以上(埋立廃棄物0.5%未満)

廃棄物排出量原単位※2を21%削減

環境行動計画「7E戦略」では、2017年度までに廃棄物排出量原単位を基準年比7%削減するという目標を設定し、2017年度は21%削減しました。廃棄物排出量(総量)については92.4%となり基準年より順調に削減しています。全事業所における日常的なムダ取り(経費削減活動)を意識し事業所から排出される廃棄物を大幅に削減しました。

廃棄物排出量原単位を21%削減

※2 廃棄物排出量原単位:リンナイの定める単位基準あたりの廃棄物排出量。毎年1%以上の削減を目標としている。
算定範囲:リンナイ株式会社

主な廃棄物を減らす取り組み

製造系 ・プレス加工部品の有効利用率向上による歩留まり向上
・抜き落とし材の有効利用
・不良率削減への取り組み
・残存薬剤の回収率向上
・輸送資材のリターナブル化
・過剰梱包の廃止
事務系 ・ペーパーレス化の推進
・使い捨て用品、消耗品類の使用縮小
・コピー機の使用枚数・金額の見える化による意識啓発
共通 ・材料分別の精度向上
・優良産廃処理業者への委託

梱包への取り組み

リサイクル容易なダンボール材を使用した梱包を採用するとともに、梱包材の再使用を目的としたリターナブル梱包の採用拡大と、部材の有効利用による減量・減容化に努めています。

日本パッケージングコンテスト受賞履歴

年度 賞名 タイトル
2003年 10月 電気・機器包装部門賞 ガラストップビルトインコンロの環境適合包装
2004年 10月 ロジスティクス賞 浴室暖房乾燥機の環境適合包装
2008年 10月 電気・機器包装部門賞 ガスファンヒーター用包装材のコンパクト輸送形態
2012年 10月 大型・重量物包装部門賞 ハイブリッド給湯・暖房システムECO ONEの環境対応型包装形態
2014年 8月 大型・重量物包装部門賞 環境にやさしいガスふろ給湯器用リターナブル包装の改善
2016年 8月 適正梱包賞 重要物の付属品が同梱できる「部品箱一体型底トレイ」

「部品箱一体型トレイ」が日本パッケージングコンテスト2016で「適正梱包賞」を受賞

即湯ポンプユニット(本体商品)と、3kgもの重量部品を一緒に同梱することができるオールダンボール仕様で、その機能性の高さと、梱包部材を減らした仕様が評価され、適正梱包賞を受賞しました。

部品箱一体型トレイ組立の様子

リサイクルへの取り組み

ガス機器に使用されている材料は、重量比約80~90%以上がリサイクル可能な鉄や銅などで構成されています。使用し終えたガス機器のうち「設置工事を伴わない機器」は自治体ルートで、「設置工事を伴う機器」は工事業者経由で回収・処理がされています。

当社が加盟する日本ガス・石油機器工業会「環境リサイクル対応委員会」では、ガス・石油機器の使用済み製品の処理状況などの調査を定期的に実施しています。調査はアンケート形式のほか、必要に応じてリサイクルプラントでのリサイクル実証テスト、ならびに処理状況の確認・情報交換などを行っています。
調査結果として、ガス・石油機器の使用済み製品は適正に処理され、高水準なリサイクル率が維持されていることを確認しています。これらの調査結果を製品の設計・改善などに役立てています。

処理場視察の様子

家電リサイクル

廃棄物を減量するとともに資源の有効利用を推進するために、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)が2001年に施行されて以来、お客様から排出される使用済み商品の再商品化を行っています。当社はユニット形エアコンディショナーと衣類乾燥機の2品目が再商品化の対象となっています。

特定家庭用機器廃棄物の再商品化等実績報告

容器包装リサイクル

家庭から廃棄される商品の容器包装に対し、資源の有効活用を目的とする容器包装リサイクル法で、製造・利用事業者へのリサイクルが義務づけられています。当社は法律に基づき、指定法人へ委託し、容器包装のリサイクルを実施しています。

産業廃棄物の処理

処理委託業者との契約にあたっては、経営状況や現地確認などによる厳正な審査を行っています。また、廃棄物の適正処理の状況を確認するため、毎年処理委託先へ出向き、廃棄物の種類や処理方法・処理状況を管理するマニフェストの管理や廃棄物の処理状況などの現地確認と情報交換を行っています。2017年度は43拠点の巡回を行い、適正な管理が行われていることを確認しました。

PCB廃棄物の管理

絶縁油などに使用されたPCBに対し、「ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の適正な処理に関する特別処理法」により、保管の強化と2027年3月末までに処理することが義務づけられており、早期処理を行うべく対応を進めています。処理が完了するまでは、保管中の万一の機器破損に備えた漏洩防止対策、紛失などを防止するための施錠や銘板管理などを行っています。
また、微量PCB混入が確認された廃電気機器などについても適正な保管と2010年度から処理が始まった環境大臣認定施設で適正処理を進められるよう対応していきます。

水使用量原単位※3を28%削減【対象:リンナイ】

環境行動計画「7E戦略」では、2017年度までに水使用量原単位を基準年比7%以上削減するという目標を設定し、2017年度は28%削減しました。水使用量(総量)については71.7%となり基準年より順調に削減しています。全事業所において年間計画に沿った改善や効率的な水の利用を促すことで、大幅な削減となりました。

廃棄物排出量原単位を28%削減

※3 リンナイの定める単位基準あたりの水使用量。毎年1%以上の削減を目標としている。
算定範囲:リンナイ株式会社

主な節水取り組み

  • ・水使用設備における節水機能の活用
  • ・循環水の仕組みの構築、及び活用
  • ・節水に対する意識の向上(「出しっぱなし」の禁止など)
  • ・雨水の利用など

水リスク状況の調査・把握

世界的な人口増、都市化、工業化の進展などによって水不足に陥ることが懸念されています。当社は、水に関するビジネスリスクに対応していくため、国内・海外拠点において水リスク事業所の特定を行い、地域のリスク状況に応じた取り組みを始めています。

排水の水質管理

排水処理場で処理した水が河川などの生態系へ影響を及ぼさないように、法律より厳しい自主基準値を設定し排水管理を行っています。pH値について常時監視を行い排水しています。

  • 水質監視装置
    水質監視装置
  • 排水の水質検査の様子
    排水の水質検査の様子