お客様の「安全・安心」に向けたゼロディフェクトの推進

「安全・安心」であり続けるために

ガス機器をはじめとする熱エネルギー機器は、少しの不具合や故障が大きな事故につながりかねません。「品質こそ我らが命」を原点思想とする当社グループでは高い品質を確保するモノづくりを通して、お客様に安全で安心な商品を提供しています。

商品が生まれ、お客様のもとで使われ、役目を終えるまで、常に「安全・安心」であり続けるため、各部門それぞれの事業活動における品質への取り組みを高め、商品のライフサイクルのすべてのプロセスにおいて「不良」を出さない「ZD:ゼロディフェクト」をめざしています。

※ZD:ゼロディフェクト(Zero Defect):無欠陥、不良品ゼロ、無欠点

当社はCSR重要課題(マテリアリティ)に消費者安全と品質向上を重要課題とし、主な目標指標として「リコール社告にいたる不具合の発生件数0件」を掲げています。2017年度は「リコール社告にいたる不具合の発生件数」が1件あり、2001年6月から2009年1月までに生産した「浴室暖房乾燥機」の一部機種について点検ならびに部品交換作業の無償実施を2018年2月から進めています。当社は「リコール社告にいたる不具合の発生」の防止の徹底を進める一方、リコールを発生させた場合は、お客様の安全・安心を第一に早期解決を図り、また全部門が問題を共有し再発防止に努めていきます。

「浴室暖房乾燥機」の点検ならびに部品交換の無償実施

安全・安心を追求した商品開発

ガス機器における危険な事象には、ガス漏れや不完全燃焼、やけどや火災など様々なものがあります。これらの危険を招く原因を排除し、いかに安全なガス機器をつくりあげることができるかが開発部門に課せられた使命。例えばガスコンロには立ち消え安全装置や天ぷら火災防止用の温度センサー、あるいは特別な設置条件の給湯器に搭載されるCOセンサーなど、現在までに数多くの安全装置が搭載されてきました。設計部門においては、あらゆる使用環境においてこれらの安全装置が機能すること、長い使用期間にわたって安全性能が維持できること、そして万が一機器が故障した時は安全な状態で停止する「フェールセーフ」の実現など、使用開始からその商品が寿命を迎える日まで安全性を維持する「未然防止」の考え方を基本に、設計段階から安全のつくりこみを行っています。また、シミュレーションを活用した解析や厳しい評価基準による各種試験を数多く行い、その結果を検証する会議での確認を経て、次のステップに進む仕組みを構築し、設計に起因する不具合をゼロにする取り組みを進めています。このほか過去の不具合を二度と繰り返さないための品質会議や過去のノウハウを次の世代の従業員へ伝える勉強会を開くなど、「安全・安心」な商品の開発に向けた情報の共有・教育も積極的に進めています。

高品質を確保するためのモノづくり

当社の製造現場では、QC活動、改善提案などの改善活動に力を入れ、強い製造現場と品質向上に努めています。製造工程のムリ・ムダを見つけ、それを1つずつコツコツと改善していく地道な活動を継続し、昨日より少しでも良い製造現場をめざしています。また、モノづくりは人づくりの考えのもと、こうした改善活動を通じて、モノづくりの思想・技能・技術を継承する人材育成にも力を入れています。

また国内製造グループの社員一人ひとりに品質基本ルールをまとめた小冊子「製造ZD活動」を配布。品質保証を行うため守らなければいけないルールや過去の不具合の原因追求から明らかになった対策内容を見直し、同じ失敗を繰り返さないようにルール化し、技術の伝承と安定した品質確保を進めています。海外拠点においても現地の従業員が、日本での長期研修を通して当社のモノづくりを学び、国内外で「安全・安心」で高品質なモノづくりができる体制を構築しています。

取引先様との改善活動

品質向上活動の活性化

  • 全社QCサークル大会
  • 全社QCサークル大会
全社QCサークル大会

社員1人ひとりの問題解決の能力向上や組織の活性化をめざし、小集団活動:QC(Quality Control)サークル活動を展開しています。グループ会社を含め積極的に活動し毎年9月に開催する全社QCサークル大会で優秀サークルを表彰しています。

「品質こそ我らが命」の実践とグローバル企業としての責務
執行役員 品質保証本部長 遠藤 健治
執行役員 品質保証本部長
遠藤 健治
当社では「品質こそ我らが命」を原点思想に掲げ、全従業員が高い倫理観と強い責任感を持って、日々の業務に向き合っています。これはモノづくりに直接的な製造部門だけでなく、開発部門や営業部門、その他の間接部門に至る全ての従業員が、それぞれの職場のプロとしての責任を全うすべく、こだわりを持ち続け自己研鑽を重ねています。
品質最優先の考え方で業務を遂行する職場文化の醸成に努めていますが、思想面だけでなく高品質を実現するためのスキル教育も充実させています。その品質教育は画一的なものでなく、仕事をより確実に遂行し、より良い商品を世に送り出すために、多様な手法を取り入れた改善活動も活発に実施しています。
重要部品はグループ内で製造することをモノづくりの基本としており、固有技術を駆使した上で商品に搭載し、製造設備も不良を出さないために独自のカスタマイズを施した上で使いこなしています。商品は設備を用いてつくりますが、その設備をベストな状態に維持管理し、コントロールするのは人です。やはり品質を追求すると人づくりにたどり着きます。
これからはより一層、グローバル企業として世界中のお客様に安全で快適な商品を提供し続けるために、全ての部門、全従業員が一丸となって、品質保証の高みをめざしていきます。