社会への使命

リンナイという社名は、創設者である内藤秀次と林兼吉から一字を取ったもの。当時、ガス会社で同僚だった二人が、石油コンロを造り始めたのがリンナイの始まりでした。

製品の付加価値を高めるために、海外視察を敢行。それがきっかけとなり、ドイツ・シュバンク社と技術提携し、国内初となるガス赤外線ストーブを市場に送り出しました。

換気が悪い家庭がほとんどであったため、コンロに煙の少ないグリルを装備する新機能を追加。この商品が大ヒットしたことで「厨房のリンナイ」と呼ばれる土台を作り上げました。

ガス機器ブームを迎えていたアメリカ。その成長を続ける市場に注目したリンナイは、海外進出第1号としてオハイオ州に合弁会社リンナイ・インターナショナル社を設立しました。

ガス器具製造ラインの品質管理体制の確立を目指し、資料の作成や規格規定の整備に力を尽くしました。その結果、大口工場で待望のJIS許可工場の認定を受けることができました。

社名を変更したこの年に、電子レンジに対抗する商品の開発をスタート。大阪ガスとの共同プロジェクトによって、世界で初めてのガス高速レンジを生み出しました。

国内で初めて、ガスの特性を活かした“パッパ方式”を取り入れた炊飯器を開発。保温性能が強みであるこの製品は、6ヶ月で10万台を生産するヒット商品となりました。

オイルショックを乗り切った日本。人々の暮らしはこれまで以上に豊かになり、個人所得も個人消費量も増加していくなかで、さらなる事業の成長を目指して、株式上場を行いました。

室内での環境汚染への対応として、空気清浄機に関心が集まっていました。当社では、ダストセンサーを搭載して、自動運転する空気清浄機付ガスファンヒーターを発売しました。

エネルギーの在り方に新たな布石を投じた電気×ガスのハイブリッド給湯・暖房システムを開発。極めて高い省エネ効果と、環境への負荷低減を実現し、社会に大きな影響を与えました。

さらなる性能向上を図って開発されたECO ONEの後継機。極めて高いエネルギー効率が評価され、省エネ大賞（経済産業大臣賞）やグッドデザイン賞を受賞しました。

高いデザイン性だけではなく、調理の利便性や手入れのしやすさなど、あらゆる面で今までのガスコンロを超えていく新製品。料理を楽しくし、暮らしを豊かにしていきます。

1920年9月1日に名古屋で創業したリンナイ。2020年9月1日に「創業100周年」を迎え、次の100年の歩みへ結びつける、様々な周年事業を展開しています。

業界初の寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システムを開発。寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システムは、給湯はもちろん、全居室への暖房と、2～3室の冷房に1システムで対応できます。

直径1 マイクロメートル未満の微細な泡で、細かい隙間にある汚れを落とす作用があるウルトラファインバブル。ガス給湯暖房用熱源機、ガスふろ給湯器、ガス給湯器を発売しました。

クリーンな燃料として世の中で求められる水素。課題とされていた「爆発の危険性」「不安定な燃焼」を、ガス機器の開発で長く蓄積してきた技術でこの問題をクリアしました。

お湯に微細な気泡を発生させ、白濁の湯を楽しむことができる給湯システム。まるで温泉に入っているようなリラクゼーションと温泉上がりのようなうるおいをもたらします。