困難であればあるほど
私の技術者魂は、
燃え上がる。

技術系社員

生産技術 / 設備工機室 
酒井 陽(2007年入社)

社会基盤工学専攻

困難であればあるほど
私の技術者魂は、
燃え上がる。

生産技術 / 設備工機室
酒井 陽(2007年入社)社会基盤工学専攻

最初から、最後まで。
そのすべてに関わるから、面白い。

学生時代は土木工学を学んでいました。今の仕事とは全くの畑違いでした。もともとは橋や建造物に興味があったのですが、大きなスケールに対して自分の介在価値はごくわずか。もっと、自分一人の裁量が大きいものづくりがしたい。その想いでリンナイへ入社しました。入社してから約10年。当時第一志望だった生産技術の仕事を、今日までずっと続けることができています。工場内の設備をつくること。それが私のミッションです。ある製品をつくるときに、「こういう設備をつくってください」と依頼されることはほとんどありません。どのような構造で、どのような工程で、どのように生産していくか。最適な生産方法になるように、すべてを一から考えています。そのなかで主に設計業務を担う私は、機械の構造を考えながら、CADを使って具体的な図面を起こしています。部品を一点一点設計する、手間のかかる作業の連続ですが、そうしてできあがった設備が工場で元気良く働く姿を見ると、本当に感動しますね。まさに、入社前に描いていた、胸をはって自分がつくったと言えるものづくりが現実になっています。

あらゆる生産現場に、
自分の“らしさ”を埋め込む。

私たちの仕事は、ある意味開発に近いのかもしれません。既にある設備をつくるのではなく、新しい設備をつくりたい。だけど、技術的に難しく一筋縄ではいかない。そのようなときに私たちのチームに真っ先に声が掛かります。印象深かったのは昨年つくったレーザー溶接機。これまでリンナイはレーザーを使った溶接をしておらず、従来の溶接方法では加工が困難なケースがありました。そのため自分たちでつくろうとしたのがプロジェクトの出発点。「レーザー溶接とは? 」から始まり、専門書を片手に実験と失敗の繰り返し。幾多の壁を乗り越え、リンナイにとって最先端の設備が完成し、社内で表彰される「生産技術大賞」を獲得しました。レーザー溶接は国内工場に納入されましたが、私たちが手掛けた設備は、海外で生産を行う場合は現地の工場へ設置されていきます。世界中で毎年のように生み出されていくリンナイの新製品。その生産現場にはいつも必ず私たちのチームの技術とアイデアが組み込まれています。その誇りと責任感を感じながら、さらに新しいものづくりを極めていきたい。こんなに技術者を“熱く”させる会社が、他にはないと思います。